「タイラくん SBT」配布開始
6月23日から、自民党員になることで取得できるデジタル会員証「SBT(ソウル・バウンド・トークン)」の配布が期間限定で開始された。これは、日本の国会議員としては初めての取り組みだ。
「タイラくん SBT」は、自民党Web3プロジェクトチーム座長の平将明衆議院議員の応援団会員証として機能する。配布期間中に党員申込みを完了した者に限り、SBTの取得の機会が与えられる。
ただし、これらのトークンは1000個のみ発行され、配布は先着順で行われる。また、応募資格は東京在住者で、eKYC(オンライン本人確認)を通じて自民党の党員申込みを行った方に限られている。
現在、平将明衆議院議員は、党員の入党手続きにeKYCを導入する実証実験を進めている。そして、この試みの一環として、自身の応援団会員に対し、「タイラくん SBT」を会員証として発行するという新たなステップを踏み出した。
SBTは、ブロックチェーン技術に基づく特殊なNFT(ノン・ファンギブル・トークン)で、他人に譲渡することが不可能な性質を持つ。取得者は、この「タイラくん SBT」を通じて、今年9月に開催される予定の特別イベントへの参加資格を得ることができる。
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ガスレスでの発行
この新しい取り組みは、株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所と株式会社IndieSquareの共同事業として実施される。SBTの発行や配布には、IndieSquareが提供するNFTの発行や分散型組織(DAO)の生成が可能なweb3プラットフォーム「HAZAMA BASE」が使用される。
また、「タイラくん SBT」の発行に必要なブロックチェーンの手数料(ガス代)は一切必要なく、ガスレスでの発行が可能だ。そして、自民党への申し込みから党員証の発行までには、最短で1週間、通常では2週間の期間を要するという。
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