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『web3はインターネットの未来』インド政府、Web3スタートアップ支援を表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インド発のWeb3イノベーション育成

インドの電子・技術担当大臣ラジーブ・チャンドラセカール氏は6日、「インド政府はブロックチェーン技術を重要な分野と位置付けており、Web3に取り組むスタートアップ企業の支援に力を入れる」と言及した。

チャンドラセカール氏は、次のように述べている。

Web3はインターネットの未来を体現するものだ。インド政府は、インドのイノベーターとイノベーションがWeb3とインターネットの未来を創造していけることを確実にするような取り組みを行う。

電子工学・通信技術省は、インキュベーションやメンターシップの形で、新興テクノロジー分野で革新を進めるスタートアップ企業を支援していく。

今年8月には、日本の金融庁もWeb3・暗号資産(仮想通貨)含む資産運用立国の実現に向けた「金融行政方針」を発表したところだ。

関連:金融庁、Web3・暗号資産含む資産運用立国の実現に向けた「金融行政方針」を発表

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

官民協働のインキュベーションセンター

チャンドラセカール氏は、これまでの取り組みも説明。2020年3月には、ブロックチェーン技術に焦点を当てたセンター・オブ・エクセレンス(CoE)が設立されたことに言及した。

CoEは、インド電子工学・通信技術省やハリヤナ州政府、さらに、IBMやインテルなどの民間企業らと協力して設立されたテクノロジーセンターだ。ブロックチェーンのスタートアップ企業を評価することも役割としており、インキュベーション(育成)施設も提供している。

さらに、電子工学・通信技術省は「FutureSkills Prime」というブロックチェーンのトレーニングプログラムも開始しており、これまでに1,999名が参加した。それに加えて、1,000人以上の政府職員もブロックチェーンのトレーニングを受けたとされる。

チャンドラセカール氏は、同省が、テクノロジーと起業家の育成、製品イノベーションなどでのスタートアップ支援、国際特許サポートなどでスタートアップを支援していくとも話した。

インドにおける仮想通貨の状況

インドでは一時、仮想通貨を禁止する法案が提出される可能性も浮上していた。しかし、国際社会と足並みを揃えるという方向に転換し、9月にはG20による仮想通貨の監督枠組み支持も受けて、政策方針を協議していくと発表した。

ある政府当局者は、「他の国が仮想通貨を禁止していない場合、一国がそれを禁止することは非常に困難」とも発言しており、今後禁止される可能性は低下した格好だ。

関連:インド政府、仮想通貨に関する政策方針を決定へ G20の合意受け

インドの与党、人民党のジャヤント・シンハ国会大臣は、仮想通貨に特化した法案がすぐに議会に提出されることはないだろうとの見方を示している。

背景として、2024年は米国、英国、インドなどで選挙が行われ、仮想通貨の標準開発も停滞するだろうとの予測を挙げた。さらに、FTX破綻などの余波についても見極める必要があるとしている。

インドでは、仮想通貨の規制方針はまだ定まっていないものの、民間での仮想通貨利用は盛んだ。ブロックチェーン分析会社チェイナリシスの発表した2023年の「日常的に仮想通貨を利用する国」ランキングでは、インドが首位だった。

関連:「日常的に仮想通貨を利用する国」インドが首位、チェイナリシス23年ランキング

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