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米FINRA 年次報告書に仮想通貨セクションを新設 コンプライアンスの指針示す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融機関向けのガイドライン

米金融規制機関FINRAは年次報告書の中で、暗号資産のセクションを初めて設置した。この文書は、金融業界における暗号資産の取り扱いに関する規制、コンプライアンス、監視の実践とポリシーに関する包括的なガイドラインを提供している。

出典:FINRA

2024年のFINRA年次規制監督報告書には合計26のトピックが含まれる。これは会員企業向けに、トラブルを回避するためのアドバイスを年に一度提供するものである。

暗号資産については、SEC(米国証券取引委員会)が明確なガイドラインをまだ確立していない状況の中で、FINRAはその会員企業に対して、SECの既存の規則や指針に基づくコンプライアンスのアドバイスを提供している。

対象には、暗号資産証券のプライベートプレースメント(私募)、暗号資産証券のための代替取引システム(ATS)の運営、特別目的ブローカーディーラー(SPBD)ポリシーに基づく暗号資産証券の保管サービスなどが含まれている。

関連:米FINRA、仮想通貨規制の更新を検討

暗号資産広告にコンプラ違反の傾向

報告書では、リテール・コミュニケーションに特に注目しており、「FINRAの広告規制部門が審査した暗号資産関連のリテール・コミュニケーションは、他の商品と比較してコンプライアンス違反率が高い」と報告した。

また、暗号資産市場の市場濫用に関するセクションでは、暗号資産の市場構造の違いがさらなる市場濫用の形態を生み出す可能性があることに言及している。これは中央集権型取引所と分散型取引所の構造的な違いと関連している可能性がある。

さらに、FINRAは悪意のあるハッカーや詐欺師が暗号資産の分野に関与し続けていることを強調し、「悪質な行為者は、低額証券に見られるような操作的なスキームを利用して、暗号資産やブロックチェーン技術への投資家の関心を悪用している」と説明した。

クリプト・セクションは、現在クリプト関連業務に従事し、または従事する意向のある企業を対象にしており、会員企業が非証券暗号資産、関連人物の暗号関連外部事業活動、私募証券取引、暗号マイニング業務に従事する場合、これらをFINRAに通知するよう求めている。

米国政府は、デジタル資産とその規制についてより積極的に関与し始めている。8日には、米国商品先物取引委員会(CFTC)のデジタル資産/ブロックチェーン技術小委員会が、DeFi(分散型金融)に関する包括的な報告書を発表したところだ。

報告書では、米国議会、州議会、およびCFTCに対して、業界との対話を通じてデジタル資産に適した政策を検討するよう呼びかけた。

関連:米CFTCがDeFiに関する包括的報告書を発表、政策立案者と業界対話の必要性

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