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ビットコインを金融取引の公式単位に採用したホンジュラス民間認可都市「プロスペラ」とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインで企業の税金支払いが可能に

ホンジュラスのロアタン島に位置する民間企業運営の特別経済開発区(ZEDE)「プロスペラ」が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を様々な金融取引における公式な単位として採用したことが発表された。

この決定により、プロスペラにおいては、企業がビットコインを用いて資産や負債を評価できるようになる。また、税金の支払いにおいてビットコインが選択可能となるほか、エリア内での商品やサービスの市場価値の測定、さまざまな商取引においても利用が可能になる。

プロスペラZEDEの財務総監、ホルヘ・コリンドレス氏はX(ツイッター)で、経済的及び金銭的自由への強い信念を表明。「人々は自由に選択した通貨で取引、会計管理、納税申告ができるべき」と述べた。

税の促進と迅速化に役立つ。ビットコインで事業を行う企業は、変動する為替レートを気にすることなく、その通貨で会計を行い、申告と納税をスムーズに行うことができるからだ。

ビットコインを税務上の会計単位として採用したい法人は、KrakenやCoinbaseなどの承認された主要な仮想通貨取引所を参照して、プロスペラの税務委員会に通知書を提出する必要がある。

ただし、技術的制約と外部規制の問題により、現時点では「最終的なビットコイン納税手続き」を実行することができないため、当初の納税義務は米ドルまたはホンジュラス・レンピラで報告される。問題が解決次第、納税手続きはビットコインに移行する予定だ。

関連:約5.3億円の含み益か、エルサルバドルのビットコイン投資がプラスに転じる

プロスペラの目的と近況

プロスペラは2022年4月、ビットコインを法定通貨として採用することを発表した。当時はキャピタルゲイン税の免除や、様々な金融取引での使用可能性、ビットコイン債券の発行可能性を明示していた。

隣国エルサルバドルは2021年9月にBTCを採用しており、追跡サイトNayibtrackerによると、現在2,798BTCを保有し、その含み益は1月10日時点で約1,260万ドルに上っている。

2017年にHonduras Próspera Incが管理するプロジェクトとして設立されたプロスペラの目的は、自由市場と民間統治の実験としての位置づけだ。中米の金融ハブ、シンガポールのような存在を目指し、オフィスビル、校舎、コンドミニアムタワーなどが建設中。

経済特区は自治権を持ち、独自の法律や税制を設定しており、住民や企業はオンラインで申請し、料金を支払って住民になれる。なお、評議員の選出条件から逆算すると推定住民数は1万人未満と見られている。

コリンドレス氏によると、プロスペラはラテンアメリカで最も競争力のある特別経済区として成長し、3年間で1億ドル以上の投資を誘致し、3,000人以上の雇用を生み出している。

関連:エルサルバドルのビットコイン担保債券「ボルケーノ債」が規制認可を取得

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