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イーサリアムDencunアップグレード第2テスト成功、最終テストを2月7日に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2つめのテストネットで起動

イーサリアムブロックチェーンの次期アップグレードである「Dencun(デンクン)」のテストプロセスが順調に進行している。3つのテストネットのうち2つ目となる「Sepolia(セポリア)」にて、日本時間31日午前8時頃にアップグレードを完了した。

イーサリアム財団のDevOpsエンジニア、Parithosh Jayanthi氏は、ソーシャルメディアXにて、「SepoliaでBlobs(ブロブ)が流れ始めた」と述べ、「トラブルのないテストネットでベストアップデートの一つだ」とのコメントを寄せた。

18日には、最初のテストネットである「Goerli(ゴエリ)」でアップグレードが展開された。そして、最後のテストネットである「Holesky(ホレスキー)」では、2月7日20:35(日本時間)にDencunアップグレードを実施予定である。

3つ目のテストネットでのデプロイが無事に完了すると、Dencunのメインネットでの起動日が決定される計画だ。

関連:イーサリアム財団、次期アップグレード「Dencun」のテスト日程を発表

Dencunアップグレードとは

Dencunアップグレードの中核となるのは、「EIP-4844:プロト・ダンクシャーディング(Proto-Danksharding)」の導入である。この新機能により、レイヤー2(L2)からレイヤー1(L1)へのデータ転送コストが削減されることが期待されており、レイヤー2のユーザーにかかる取引手数料も大幅に減少する見込み。

レイヤー2は、基本的なブロックチェーン(レイヤー1)の上に構築される追加のプロトコルやソリューション。主にスケーラビリティ問題を解決し、取引速度を向上させ、手数料を削減する。

Dencunが導入するプロトダンクシャーディングは、「ブロブ」と称される一時的なデータパケットをブロックに添付する機能である。ブロブは大量のデータを一時的に保持可能だが、イーサリアムの仮想マシンによって永続的に保存されることはなく、ブロックチェーンのストレージへの負担を増やさずに、効率的に大規模なデータ転送を実現する。

プロト・ダンクシャーディングは、ブロックチェーンデータを複数の部分に分割し、それぞれを個別に処理する、シャーディング技術への移行の初期段階と位置づけられている。最近では、この技術がイーサリアムの供給量に及ぼす影響も注目されている。

関連:イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」、重要性とメリットとは?

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