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アバランチ、ネットワーク障害発生でブロック確定停止 約6時間後に解決を報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロック確定で問題発生

暗号資産(仮想通貨)アバランチ(AVAX)のブロックチェーンは23日、ブロックの確定に問題が発生した。ネットワーク障害が約2時間続いた。

ネットワーク内の3つのチェーンを束ねる「Primary Network」にブロックが受け入れられない問題が発生。開発者が調査を行なってノードのアップグレードを実施し、現在は問題が解決している。

アバランチのレポートによれば、開発者が問題の調査を行っていると報告したのは日本時間23日の20時30分。そして、同24日0時59分には、「AvalancheGo」のソフトウェアを「v1.11.1」にアップグレードするようノードに要請した。

この新しいバージョンでは不必要な情報をバリデータ間でやりとりできないようにして、トランザクションの処理を適時行えるように修正。アバランチを開発する「Ava Labs」の共同創設者Kevin Sekniqi氏は「問題の原因はコードに関連したバグだと思われる」と説明した。

上述したレポートでも、バグのあるロジックによって最終的にコンセンサスの遅延につながったと結論付けている。その後、「v1.10.18」で追加したそのロジックを無効化したソフトウェアのアップグレードが進み、問題が解決。レポートでは同24日2時43分に問題は解決したと報告した。

Sekniqi氏は最初、23日にローンチされた刻印(Inscription)の処理が影響していると述べていたが、その後に単なるコード関連のバグだろうと指摘。刻印自体がパフォーマンスに影響を与えることはなかったとした。

刻印とは

NFT(非代替性トークン)のようなトークンや一般的なトークンを発行できる機能のこと。ビットコイン(BTC)の「Ordinals」から他のブロックチェーンに機能の実装が広がっている。

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「CoinGecko」のデータによれば、AVAXの価格は23日20時30分時点で36.71ドルだったが、24日1時25分には35.33ドルまで下落。本記事執筆時点では36.46ドル(5,480円台)まで値を戻し、前日比マイナス3%となっている。

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Primary Networkとは

Primary Networkは、アバランチのメインネットの構成要素の1つで、特別なサブネットのこと。サブネットとは独自のルールを持った独立した個々のネットワークを指す。

Primary Networkは、Platform Chain(P-Chain)、 Exchange Chain(X-Chain)、Contracts Chain(C-Chain)と呼ばれる3つのチェーンを管理している。

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