はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ウォレット「メタマスク」、ボット対策の取引機能を提供開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フロントランニング防止と手数料削減

米Web3ソフトウェア企業Consensys(コンセンシス)は6日、 暗号資産(仮想通貨)ウォレットのMetaMask(メタマスク)で、同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。

トランザクションの失敗にはコストがかかり、ストレスになります。私たちはWeb3をできるだけストレスのないものにしたいと考えています。
スマート・トランザクションを紹介します: 有害なMEVからユーザーを守り、コストのかかるオンチェーンでの失敗を大幅に削減する新機能です。

スマート・トランザクションは、すべてのメタマスクユーザーにオプション機能として提供される。スマート・トランザクションを利用すると、トランザクションはチェーン上で承認されるまで、非公開となり、ボットによるフロントランニングを防止することができる。

また、すべてのスマート・トランザクションが事前にシミュレーションされるため、トランザクションの成功率が向上し、ガス代(手数料)の削減につながる。

さらに、トランザクションの状況は開始から終了まで、リアルタイムで直接メタマスクウォレットに表示される。

なお、スマート・トランザクション機能は無料で利用可能となっている。

関連:仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策を徹底解説

スマート・トランザクションの機能

スマート・トランザクションが提供する機能は以下の通り:

  • 最も高いトランザクション成功率:
    ベータテストで、業界基準を大幅に上回る99.5%を達成
  • 手数料の削減と予期せぬ費用発生の回避:
    ガス代をより適切に予測、フロントランニングを防止、トランザクションの失敗を排除
  • トランザクションの可視化による安心感:
    ウォレットのダッシュボードで、トランザクションの状況をリアルタイムに把握可能

コンセンシスの先端研究部門SMGを率いるジェイソン・リネハン氏は、スマート・トランザクションを使用することにより、顧客体験が大幅に向上すると見ている。

スマート・トランザクションを使用することで、ユーザーは、署名したトランザクションと、それがブロックチェーン・ネットワークに送信された時の処理を、自動的に適切に管理できるようになる。
ユーザー体験をアップグレードするのにこれ以上の方法はない。

MEVから保護

リネハン氏は、「取引の取り消し、取引の滞留、そして明らかに略奪的なMEVのフロントランニングやサンドイッチ攻撃などによって、毎年4億ドルが無駄になっている」と指摘する。

スマート・トランザクションは、ユーザーがMEV攻撃による影響を回避できるように設計されている。

MEV(Miner Extractable Value:最大抽出可能価値)とは、ブロックチェーン上で取引の順序を操作することで得られる収益で、フロントランニングやサンドイッチ攻撃が知られている。

フロントランニングは、注文を見た攻撃者が先回りして自身の注文を処理することで、攻撃対象者をより不利なレートで取引させる手段。サンドイッチ攻撃とは、分散型取引所(DEX)における一種のフロントランニング手法で、他のユーザーの注文の前に自身の大規模な買い注文を入れ、売り注文で挟むことで利益を得る。

攻撃者はメムプール(mempool=未確認トランザクションのプール)でトランザクションが保留されている状態を利用するが、スマート・トランザクションは、コンセンシスのSMGが新たに開発したメムプール仮想化テクノロジーを利用し、仮想メムプールを設けることでMEVの被害防止に貢献する仕組みとなっている。

関連:イーサリアムの取引手数料高騰、フロントランボットの関与が浮き彫りに

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/14 木曜日
11:35
ビットコイン上昇は利益確定売りと米国での需要低迷により抑制=クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコインは主要な抵抗線まで上昇後、利益確定売りなどにより上値が抑制されていると分析する。
11:20
ソラナ基盤ジュピター、ビットワイズ関与のレンディング市場をローンチ
ソラナブロックチェーン基盤のジュピターは、仮想通貨運用企業ビットワイズが関与するレンディング市場をローンチ。機関レベルの監督をDeFiレンディング市場に提供する。
09:59
キヨサキ氏、インフレ警告 金・銀・ビットコイン・イーサリアムで資産防衛促す
著名投資家キヨサキ氏がXに投稿し、イラン情勢と国家債務を背景にインフレリスクを警告。金・銀・ビットコイン・イーサリアムによる資産防衛を呼びかけた。
09:35
米金融大手フィデリティ、チェーンリンク基盤のトークン化米国債ファンド「FILQ」ローンチ
フィデリティが仮想通貨チェーンリンク基盤の機関投資家向けトークン化ファンド「FILQ」をローンチ。ムーディーズよりAAA格付けを取得した。ステーブルコインでの投資が可能。
08:50
新興ブロックチェーンの資金調達の3つの示唆、ビットワイズの幹部が提示
ビットワイズの幹部は、アークとカントンネットワークとテンポの新興チェーンを取り上げて仮想通貨の3つの示唆を提示。それぞれの資金調達や大手企業との協業が同時期に明らかになったことに注目している。
08:15
アンソロピックとOpenAIの未公開株連動トークンが40%以上急落、無効警告を受け
ソラナ基盤のPreStocksが発行するアンソロピックとOpenAI連動トークンが暴落。両社がSPVやトークン経由の株式譲渡を無効と警告したことが背景にある。
07:25
人工知能Claudeが11年間紛失のビットコイン復元に成功、6200万円超資産を救出
アンソロピック社のAI「Claude」が、11年間アクセス不能だった仮想通貨ウォレットから5BTC(6200万円超)を復元した事例が話題に。既存の復旧ソフトの不具合を特定し、自ら復号ロジックを書き換えるという、AIの高度な推論能力が実証された。
07:00
米クラリティー法、委員会採決前夜に100本超の修正案が乱立 倫理条項の合意が焦点に
米上院銀行委員会は米時間14日、仮想通貨規制の包括法案「クラリティー法」の審議・採決を実施するが、ステーブルコイン報酬、トランプ一家の仮想通貨関与、DeFi規制など100本超の修正案が提出された。
06:30
メタプラネットCEO、永久型優先株式の発行状況を説明 「当初想定より時間を要している」
メタプラネットのゲロビッチCEOは、昨年11月に発表した永久型優先株式「MARS」および「MERCURY」の発行準備について、当初想定より時間を要していることを明らかにした。国内初の実務設計における課題と発行への強いコミットメントを表明。
05:55
ストラテジーの優先株需要、月中旬のビットコイン買い圧力に=K33分析
仮想通貨調査会社K33は、ストラテジーの優先株STRCが毎月15日の配当落ち日に向けてビットコイン買い需要を高め、中旬相場を支える構造的要因になっていると分析した。
05:00
ナスダック上場Upexi、ソラナ保有9%増 ステーキング収益5.5億円相当
ナスダック上場のUpexiが四半期決算を発表。仮想通貨SOL保有量を前四半期比9%増加させ、売上高は460万ドルに拡大。純損失1億930万ドルのうち9230万ドルは非現金の未実現評価損となった。
05/13 水曜日
17:54
メタプラネット決算発表 インカム事業が取得コストを圧縮
メタプラネットが発表した1Q決算を徹底解説。オプション取引を活用したインカム事業で約30億円を計上し、BTCの実質取得コストを大幅圧縮。最大1,220億円の資金調達と「mNAV条項」の意味を読む。
17:15
米大手証券チャールズ・シュワブ、仮想通貨取引サービスを個人向けに正式提供開始
米大手証券チャールズ・シュワブが個人向け仮想通貨取引「Schwab Crypto」を正式開始。既存の証券口座に紐づいた専用口座でビットコインとイーサリアムを直接売買できる統合型サービスとして展開される。
14:48
スターテイルCEO、円建てステーブルコインJPYSCの数カ月以内リリースを表明 米国株オンチェーン投資構想も
スターテイルCEO渡辺創太氏が円建てステーブルコインJPYSCの数カ月以内のリリースを発表。円調達コストを活用した米国株のオンチェーン投資構想も明らかにした。
14:30
北朝鮮、仮想通貨窃取を「国家事業化」か 10年で1兆円超の被害=CertiKレポート
ブロックチェーンセキュリティ企業CertiKは最新レポートで、北朝鮮は近年、仮想通貨ハッキングを国家的な資金調達手段として組織化・産業化していると指摘した。2016年以降、263件の攻撃で約67.5億ドルを窃取。少数の「高価値ターゲット」に狙いを定め、国家の支援により、粘り強く高度な潜入活動を行う傾向がある。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧