deBridgeの特徴・使い方
deBridgeは、ソラナやイーサリアムなどのブロックチェーン間で暗号資産(仮想通貨)を移動するための「ブリッジ」として、そのポジションを高めています。使い勝手の良さと手数料の安さから多くの利用者を得ており、合計出来高は31億ドル(約5,000億円)を超えています(24年6月時点)。
関連記事「ソラナ最前線 DEX『ジュピター』の魅力とJUPトークンのステーキング方法」で触れたように、deBridgeはローンチパッド投票で選ばれ、2024年8月上旬にもDBRトークンを発行予定です。そのため、エアドロップを目的にポイント活動に励むユーザーから、今最も注目を集めているプロジェクトの一つです。
この記事では、仮想通貨ブリッジ「deBridge」の特徴や使い方、そして将来のエアドロップへの参加機会について解説します。
この記事でわかること
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deBridgeの特徴
deBridgeは、クロスチェーン送信プロトコルとして2023年4月に稼働を開始し、現在では13以上のブロックチェーンを接続しています。DeFi(分散型金融)において重要な役割を果たしています。
競合と比べて、deBridgeは特にソラナ・イーサリアム間の出来高が高く、その「オフチェーン検証」の仕組みで手数料を抑えています。
オフチェーン検証では、各トランザクションのデジタル署名をArweaveに保存することで高い耐障害性と効率性を実現しており、チェーンがダウンしても影響を受けない設計となります。
さらに、deBridgeは既存のDeFiアプリと統合しやすいモジュール設計を採用しており、チェーン間スワップで価格スリッページを抑えています。既存のDEX(例えばCurveなど)にdeAssets(ブリッジの対象銘柄)としての流動性プールを作成しています。
deBridgeのメリット
deBridgeを利用することで、異なるブロックチェーン上の資産(例えば、ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)など)を、より優れたレートで入手することが可能です。
プロトレーダーやミームコインスナイパーにとって、流動性を迅速に回すことは非常に重要です。最近では、イーサリアムL2「BASE」やソラナなどの異なるミームコイン市場で出来高が急拡大することが頻繁にあります。deBridgeの短いブリッジ所要時間は大きな利点となり、こうした状況に瞬時に対応したいユーザーにとって非常に重宝されます。
deBridgeの使い方
deBridgeは以下の手順で使用できます。対応するウォレットは、イーサリアム系ではメタマスク、ソラナではPhantomが一般的です。
- deBridgeのウェブサイトにアクセスしウォレット接続
- 対象トークンと移動先のブロックチェーンを選択
- ブリッジング手数料を支払いトランザクションを送信
- トランザクションが確認されると、トークンが目的のチェーンに移動
関連:仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策を徹底解説
関連:Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策
EVMチェーン間の交換では、アドレスの規格が共通しているため、ウォレットを1つ接続するだけで簡単に送金できます。一方、イーサリアムからソラナに資産を送る場合は、メタマスクを接続し、Phantomウォレットのソラナチェーン対応アドレスを貼り付ける必要があります。
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deBridgeポイントの貯め方
deBridgeは、ユーザーの活動に応じてポイントを付与する「deBridge Points」を2024年4月に導入しました。このポイント制度は、deBridgeの利用を促進し、コミュニティへの貢献を奨励するものです。ランキング上位に達することで、将来のエアドロップ(時期は非公表)を最大化できます。
deBridgeが公表している、ポイントの付与基準は以下の通りです:
- ブリッジ(トークンスワップ)の実行:deBridgeプラットフォームでブリッジを行うと、$1の手数料ごとに100ポイントが付与されます。
- ロイヤルティマルチプライヤー:特定の期間中の活動や特別な活動に対して追加のポイントが付与されます。初期のサポーターには3倍のポイントが付与されました。
- リファラルプログラム:友人やパートナー、フォロワーにdeBridgeを紹介し、彼らが獲得したポイントの25%が紹介者に付与されます。
例えば、ソラナブロックチェーンからSOLをブリッジし、BaseチェーンでETHを調達したい場合、実際のブリッジ金額とは関係なく、$1.1624の手数料がかかり、「1.2x(倍)」のマルチプライヤーで266.88ポイントが付与されます。
さらに、deBridgeは多くのパートナーと統合しており、ポイント加算の機会があります。Jupiter DAOやSolflareウォレットはdeBridgeの統合パートナーの一つであり、JUPステーキングユーザーやSolflareユーザーは、deBridgeを利用することで1.1倍の追加ポイントが付与されます。
ポイントのバランスは、ウォレットアドレスを接続した後にExplorerのトップメニューで確認できます。ポイントの概要はトランザクション完了後に更新されます。詳細はリーダーボードで確認できます。
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DBRトークンの概要
DBRはdeBridgeのガバナンストークンであり、DAOガバナンス投票に参加するためにステーキングできます。また、エコシステムの成長と開発を支えるための各種活動に利用されます。
deBridgeのトークン設計は、コミュニティ・エアドロップとエコシステムに重点を置いています。TGE(最初のトークンリリースイベント)時には、コミュニティ・ローンチ(20%)、エコシステム(26%)、財団向け(15%)の一部が流通します。資金調達としては、2021年9月にParafiなどのVC投資家から550万ドルを調達したのみであり、TGE実施の6ヶ月後より初期投資家へのアロケーションを開始する予定です。
全体として、トークン供給が段階的に増加し、エコシステムの成長を支える設計がなされています。コミュニティ・ローンチのうち、10%がTGE時にアンロックされ、残りは3年間にわたり四半期ごとにベスティングされます。エコシステム部分も同様に、3%がTGE時にアンロックされ、残りは3年間にわたりベスティングされます。バリデーターには2%が割り当てられ、運用の信頼性と引き換えに報酬が支払われます。
まとめ
deBridgeは、安価で高速なブリッジサービスと可視化されたポイント制度を特徴としています。異なるチェーン間での取引機会の損失を最小限に抑えたいトレーダーや、エアドロップハンター、さらには今後DBRトークンへの投資を検討する投資家にとっても、非常に魅力的なプロジェクトです。
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