ウェブトラフィックでトップに
2024年4~6月の暗号資産(仮想通貨)市場では、ミームコイン関連銘柄が特に注目を集めた。
CoinGeckoのレポートによれば、ミームコイン関連のページがウェブトラフィックの面で最も人気があり、市場シェアの14.3%を占めた。これは、ミームコインが他の仮想通貨テーマと比較して、最も多くの関心を引き付けたことを意味する。
ミームコインは、ジョークやインターネットミームからインスピレーションを得て作られたもので、基本的に実用性は低く、1円以下などの低価格で取引されることが多い。技術的な知識がそれほど必要なく、低コストで入手可能なため、短期間で利益を狙う投資家にも人気がある。
ミームコイン関連の3つのテーマ(Base Meme Coins、Solana Meme Coinsなど)がトップ15に含まれており、その影響力の大きさが伺える。Coingeckoは、「ミームコインが、ソラナ、イーサリアム、Base、TONの4つのブロックチェーンエコシステムの成長にも寄与している」ことを強調した。
2024年第2四半期において、分散型取引所(DEX)の取引量は3707億ドルに達し、前四半期比で+15.7%増加した。この増加は、ミームコインの取引活況と多くのエアドロップが要因とされている。特にイーサリアム圏のDEXとしてUniswap(ユニスワップ)が支配的であり、市場シェアの48%を占めた。
新興のDEXであるThrusterとAerodromeも注目を集め、取引量が大幅に増加。ThrusterはBlast(イーサリアムのレイヤー2ソリューション)のポイント活動の恩恵を受け、AerodromeはBase(コインベース支援のレイヤー2ソリューション)でのミームコイン取引の急増により成長した。
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ビットコインの動向
ビットコイン(BTC)は2024年第2四半期を62,734ドル(約980万円)で終え、前四半期比で-11.9%の下落となった。2024年第1四半期に新たな最高値を記録した後、価格は58,000ドル(約900万円)から72,000ドル(約1120万円)の範囲で変動した。
4度目のビットコイン半減期が価格に与える影響は限定的と見られ、取引量は減少し、Q2の平均日次取引量は26.6億ドル(約4150億円)で、前四半期比で-21.6%の減少となった。
市場全体の年初来の変動幅は48.2%、ビットコインは46.7%で推移した。第2四半期の終わり頃には、Mt. Gox(マウントゴックス)が返済のために14万BTCを移動し始め、市場に大きな影響を与えた。また、ドイツ政府も押収したビットコインの売却を開始し、7月13日にウォレット残高がゼロになったことが確認されている。
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