はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ミームコインが4~6月の仮想通貨市場を席巻=CoinGecko

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ウェブトラフィックでトップに

2024年4~6月の暗号資産(仮想通貨)市場では、ミームコイン関連銘柄が特に注目を集めた。

CoinGeckoのレポートによれば、ミームコイン関連のページがウェブトラフィックの面で最も人気があり、市場シェアの14.3%を占めた。これは、ミームコインが他の仮想通貨テーマと比較して、最も多くの関心を引き付けたことを意味する。

ミームコインは、ジョークやインターネットミームからインスピレーションを得て作られたもので、基本的に実用性は低く、1円以下などの低価格で取引されることが多い。技術的な知識がそれほど必要なく、低コストで入手可能なため、短期間で利益を狙う投資家にも人気がある。

RWA(現実資産)、AI(人工知能)、ミームコインの3つのテーマは、CoinGeckoのカテゴリにおける市場シェアの合計で35.7%を占めた。 出典:CoinGecko

ミームコイン関連の3つのテーマ(Base Meme Coins、Solana Meme Coinsなど)がトップ15に含まれており、その影響力の大きさが伺える。Coingeckoは、「ミームコインが、ソラナ、イーサリアム、Base、TONの4つのブロックチェーンエコシステムの成長にも寄与している」ことを強調した。

2024年第2四半期において、分散型取引所(DEX)の取引量は3707億ドルに達し、前四半期比で+15.7%増加した。この増加は、ミームコインの取引活況と多くのエアドロップが要因とされている。特にイーサリアム圏のDEXとしてUniswap(ユニスワップ)が支配的であり、市場シェアの48%を占めた。

新興のDEXであるThrusterとAerodromeも注目を集め、取引量が大幅に増加。ThrusterはBlast(イーサリアムのレイヤー2ソリューション)のポイント活動の恩恵を受け、AerodromeはBase(コインベース支援のレイヤー2ソリューション)でのミームコイン取引の急増により成長した。

関連:ミームコインとは?買い方・探し方 PEPEやWIF、BONKをDEXで購入する方法

ビットコインの動向

ビットコイン(BTC)は2024年第2四半期を62,734ドル(約980万円)で終え、前四半期比で-11.9%の下落となった。2024年第1四半期に新たな最高値を記録した後、価格は58,000ドル(約900万円)から72,000ドル(約1120万円)の範囲で変動した。

4度目のビットコイン半減期が価格に与える影響は限定的と見られ、取引量は減少し、Q2の平均日次取引量は26.6億ドル(約4150億円)で、前四半期比で-21.6%の減少となった。

出典:CoinGecko

市場全体の年初来の変動幅は48.2%、ビットコインは46.7%で推移した。第2四半期の終わり頃には、Mt. Gox(マウントゴックス)が返済のために14万BTCを移動し始め、市場に大きな影響を与えた。また、ドイツ政府も押収したビットコインの売却を開始し、7月13日にウォレット残高がゼロになったことが確認されている。

関連:ミームコインのトレンド、2024年の注目銘柄から投資リスクまで

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
11:10
東証上場KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」とする分析レポートも公開
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
13:50
フィリピン当局、未登録取引所への取り締まり強化 コインベースなどアクセス遮断
フィリピン規制当局が無登録の海外仮想通貨取引所50社へのインターネットアクセス遮断を命じた。コインベースやジェミニも対象になっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧