CoinPostで今最も読まれています

トロンブロックチェーン、1400億円相当のUSDT追加発行 ミームコイン取引で再注目か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ミームコインで人気

ステーブルコイン発行大手テザーは20日、トロン(TRX)・ブロックチェーンで、新たに10億USDT(約1,400億円相当)を発行した。これはトロン上の流動性を強化するためと見られている。

Lookonchainのデータによると、テザーは過去1年間で330億USDT(約4.8兆円)を発行しており、そのうち190億USDTがトロン上で、140億USDTがイーサリアム上で発行された。

今回の大量発行は、7月16日にすでに準備されていたもので、テザーのパオロ・アルドイノCEOは当時のX(旧Twitter)への投稿で、トロンでのUSDT発行により、将来の発行需要に向けて同社のステーブルコインの在庫を補充し十分な供給量を確保すると説明していた。

在庫補充とは、通常、顧客の将来的な需要を満たすためにサプライヤーから在庫を注文し、過剰在庫を避けながら在庫を十分にすることだ。テザーにおける在庫補充は、テザートレジャリー(国庫)が「まだ流通していない」USDT(すなわち、まだ裏付けがされていないもの)を新たに作成することを指す。

また、ステーブルコインの新規発行は一般的に、買い圧力のサインとされており、過去にも大口投資家や機関投資家が押し目買い目的でテザーUSDTを大量に新規発行し、相場の大幅下落後に市場に投入することが多々あった。

トロンブロックチェーンに関しては、先週よりミームコインの取引活動が活発化している。20日時点で、「SunPump」というミームコイン発行サイトでは17,000以上のミームコインが新規発行され、その中にはトロン創設者ジャスティン・サン氏の名前をもじった動物ミームコイン「Sundog」など、1万倍以上に暴騰しているものもある。(SunPumpはジャスティン・サン氏が13日にローンチしたプラットフォーム)

出典:Dune

また、サン氏が2020年にローンチしたDeFiプラットフォームSun.ioのガバナンストークン「SUNトークン」は、過去一週間で約75%値上がりしている。

関連ミームコインの平均寿命は1年、これまでに9割上が消滅=レポート

さらに、ステーブルコインとミームコインの取引増加を背景に、トロン・ブロックチェーンのネットワーク手数料収入は今月16日に過去90日間でイーサリアムを超えた。

関連ミームコインとは?買い方・探し方 PEPEやWIF、BONKをDEXで購入する方法

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/19 木曜日
09:45
米SEC、仮想通貨DeFiプラットフォームRari Capitalと和解
SECがRari Capitalの利回りサービスの問題点を告発・和解。未登録ブローカー活動や誤解を招く宣伝などで和解に至った経緯を解説。
08:25
米FRB、0.5ポイントの大幅利下げを決定
米FRBはFOMCの会合で0.5ポイントの大幅利下げを決定。金融政策の転換がビットコインなどの仮想通貨相場の追い風となるか注目が集まっている。
08:05
米国初、ルイジアナ州政府 ビットコインライトニングに対応 
ビットコインの支払いの仕組みについては、政府間取引のための仮想通貨変換サービス「Bead Pay」によって米ドルに変換される。政府としては、ビットコインを直接保有したりしない。
06:55
トランプ氏、ニューヨークのバーで初めてのビットコイン決済
米国のドナルド・トランプ前大統領は18日、大統領選に向けたキャンペーンで、ニューヨーク市のバー「PubKey Bar」を訪問し仮想通貨ビットコインを使ってチーズバーガーを購入した。
06:20
仮想通貨ALEOとZETA、コインベースへ新規上場 価格高騰
仮想通貨取引所大手のコインベースは19日、2銘柄の新規上場を発表した。ZETAは価格が高騰している。
09/18 水曜日
16:52
「ビットコインはリスク資産ではない」ブラックロック幹部が指摘
ブラックロックのデジタル資産責任者が、ビットコインの誤った認識を指摘。リスク資産ではなく非相関資産であると主張し、機関投資家教育の重要性を強調した。
14:00
シンガポール最大銀DBS、仮想通貨オプション提供へ
年内に提供か シンガポール最大の銀行であるDBSは17日、2024年第4四半期(10〜12月)から機関投資家と富裕層向けに暗号資産(仮想通貨)のオプション取引と仕組み債を提供す…
12:50
Wintermute、米国選挙の予測市場開始へ トランプとハリストークンを上場
Wintermuteが米国選挙予測市場をまもなく開始する。イーサリアムなど複数ブロックチェーン対応。トランプ氏とハリス氏の勝利予測動向も解説。
12:16
大幅利下げ思惑でビットコイン急反発か、仮想通貨投資ファンドは週4.3億ドルの純流入へ
FOMCの金融政策発表が迫る中、FRBの大幅利下げ期待でビットコイン(BTC)が高騰し、6万ドル水準を奪還した。対してイーサリアム(ETH)は軟調な相場が続いている。
11:24
1行のコードでdAppsに統合可能、Googleクラウドがイーサリアムと完全互換性のRPCサービスを発表
Google Cloudは9月18日、Web3開発者向けの新サービス「ブロックチェーン RPC」の提供開始を発表した。このサービスは、ブロックチェーンデータとのやり取りを簡素化し、ノードインフラ管理の複雑さを軽減する、コスト効率の高いスケーラブルで信頼性の高いソリューションを提供する。
10:35
イエロー、リップル共同創設者らから14億円調達
リップル共同創設者クリス・ラーセン氏が主導し、イエローネットワークが14億円を資金調達。今回の資金を活用し、今後もDeFiの課題解決に取り組んでいく。
10:05
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、3週間ぶりの純流入
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が3週間ぶりの純流入を記録。イーサリアム現物ETFの状況も解説。
07:50
主要ステーブルコインUSDC、Suiブロックチェーンで提供開始 価格上昇
主要ステーブルコインのUSDCは仮想通貨Sui上で発行される予定だ。また、Sui財団はムービーパスと提携しUSDCを使用した映画購読プラットフォームの支払い機能をユーザーに提供する。
07:00
ビットコイン、売り圧だけでなく需要も低下か
仮想通貨ビットコインは売り圧だけでなく需要も低下している可能性があるとCryptoQuantが分析。取引所に入金するアドレスの数が2016年以来の水準まで減少しているという。
06:45
QRコード対応の仮想通貨ウォレット「Wallet Connect」、エアドロップを発表
仮想通貨ウォレットプログラムであるWallet Connect(ウォレットコネクト)は17日、独自の仮想通貨Connectトークン(WCT)のエアドロップを発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア