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米民主党大口寄付者コンウェイ氏、仮想通貨支持のスーパーPACから離脱

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

民主党の対立候補支持を批判

米テクノロジー界の大富豪であるロン・コンウェイ氏は、暗号資産(仮想通貨)に友好的な候補者を支援するスーパーPAC(特別政治行動委員会)から手を引くと発言した。

コンウェイ氏は民主党支持者であり、離脱のきっかけは、Fairshake(フェアシェイク)など献金したスーパーPACのネットワークが、民主党のシェロッド・ブラウン上院議員の議席を奪うために1,200万ドル(約17億円)をかけると発表したことにある。

コンウェイ氏は「フェアシェイク」の大口寄付者で、50万ドル(約7,300万円)を出資しているところだ。

コンウェイ氏は、上院民主党の幹部で院内総務であるチャック・シューマー議員が仮想通貨規制の改善について働きかけていることを指摘して、次のように述べた。

シューマー上院議員が、仮想通貨関連法案を通過させようと全力を尽くしているときに、ブラウン氏の対立候補に1,200万ドルを寄付するという行為。

このことは、シューマー議員に対する侮辱的なふるまいであり、明日サンフランシスコで彼と会うことになる私にとっても裏切りに感じられる。

これは「先見の明がない」行いだと続けた。また、スーパーPAC「フェアシェイク」の他の参加者が、誰も対立候補への寄付について教えてくれなかったとも嘆いている。

「フェアシェイク」には、コインベースやリップル社、アンドリーセン・ホロウィッツなども寄付しているところだ。

関連: 米リップル社、仮想通貨支持の議員候補者を支援する団体に1.6億円寄付

スーパーPACとは

特別政治行動委員会と呼ばれる、米国の政治資金団体。企業や業界団体、個人から無制限に献金を集めることが可能。候補者や政党への直接的な寄付・献金など直接的な選挙活動は禁止されているが、広告キャンペーンやソーシャルメディア活動などでの支援を行うことができる。

▶️仮想通貨用語集

「仮想通貨支持者の中にも派閥」

コンウェイ氏は、「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法(FIT21)」が5月、超党派で下院を通過したことを考えると、民主党ブラウン氏を落選させようとする試みは理解しがたいとも述べた。

FIT21法案は、279票対136票で下院で承認された。この法案は共和党が提出したものだが、民主党議員71名も賛成に回っていた経緯がある。

関連: SECゲンスラー委員長反対も、仮想通貨重要法案「FIT21」は下院通過

コンウェイ氏は、仮想通貨支持者の中にも「穏健派とドナルド・トランプ派」が存在しているとも意見した。コインベースのアームストロングCEOや、アンドリーセン・ホロウィッツのマーク・アンドリーセン創設者などは、トランプ支持者にあたるとも述べている。

また、「フェアシェイク」は民主党員と共和党員を同数支援する計画を取っているものの、フェアシェイクが支援する共和党員9人のうち6人は、下院奪還のために民主党が絶対に勝たなければならない選挙区にいるとも指摘した。

ハリス氏当選でゲンスラー氏が財務長官となる可能性

米大統領選では、共和党が公式に仮想通貨の擁護を表明したが、民主党の政策では仮想通貨への言及は特になかった。

また、民主党のカマラ・ハリス氏が当選した場合、仮想通貨に懐疑的なゲーリー・ゲンスラーSEC委員長が財務長官に指名される可能性が高いとも報じられている。仮にゲンスラー氏が財務長官に就任した場合、仮想通貨業界はさらなる規制圧力を受けることが予想される。

関連: 24年米大統領選挙、仮想通貨市場への影響は トランプ氏らの政策や動向まとめ

関連: 仮想通貨懐疑派ゲンスラーSEC委員長が財務長官候補に、ハリス氏当選の場合

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