仮想通貨業界にさらなる逆風か
民主党のカマラ・ハリス米副大統領が今年11月の大統領選で勝利すれば、仮想通貨に懐疑的な米証券取引委員会(SEC)の委員長、ゲーリー・ゲンスラー氏は財務長官に指名される可能性が高いと、ワシントン・リポーター紙が月曜日に報じた。
複数の上院幹部スタッフによると、ハリスが当選した場合、ゲンスラーを財務長官に指名する意向があるという。
バイデン大統領により2021年にSEC委員長に任命されたゲンスラーが率いる証券取引委員会は、コインベースやバイナンスなどの大手仮想通貨企業に対して「有価証券を違法に販売している」として訴訟を起こしてきた。この委員会は、業界や一部議員から明確なガイドラインを提示していないと批判されてきた。
ゲンスラーのSECでの任期は2026年までだが、トランプ前大統領は先日のビットコインカンファレンスで、再選された場合はゲンスラーを就任初日に解任すると表明している。
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