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FTX管財人、55億円相当の仮想通貨ワールドコインを割引価格で売却へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

12月1日からロック解除へ

破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの管財人は、OpenAIの創設者サム・アルトマン氏が立ち上げたワールドコイン(WLD)に関する大規模なオークションを実施する予定だ。

約3,770万ドル(55億円)相当の2,230万WLDトークンは現在の市場価格から大幅に割り引かれて売却される見込みで、債権者への返済資金を確保するための取り組みの一環にある。

オークションの入札締め切りは水曜日午後8時(米国東部時間)で、落札者には翌日に通知が行われる。割引率は現在の市場価格から40%〜75%程度になると予想されている。WLDトークンの現在の取引価格は約1.60ドルだ。

トークンのロック解除は2028年まで段階的に行われる。2024年12月1日から2026年7月24日までは1日あたり20,539 WLD(約500万円)、2026年7月25日から2028年7月24日までは1日あたり13,689枚のペースでロックが解除される。

関連:ワールドコイン(WLD)の買い方、特徴、将来性 サム・アルトマンが目指すAI時代のベーシックインカム

一部の関係者からは、WLDトークンのロック期間が長いことに懸念が示されている。Figure Markets社のCEOであるMike Cagney氏は、同社がFTXのソラナ(SOL)トークンオークションに参加した際と同様に、WLDトークンオークションに参加するためのファンドを設立する可能性を示唆していたが、トークンの浮動株数が限られていることや、FTXからの期待値に対する懸念から、今回WLDトークンの入札を見送ったという。(浮動株:発行されている株式のうち、安定株主に保有されておらず、市場で流通する可能性が高い株式。)

Figure Marketsは4月に2,880億円相当のソラナのオークションに参加し、64ドルの安値(当時のSOL価格は約175ドル)で買い取った実績がある。

ソラナやワールドコインに加えて、先月には6,260万MPLXトークン(35億円相当)がPantera CapitalやParaFi Capitalなどの仮想通貨ファンドに売却された。

Arkhamのデータによると、FTX管財人が保有する残りの仮想通貨資産は約5億9,400万ドルに上る。しかし、そのうち5億4,100万ドルはFTXの独自トークンであるFTTが占めており、流動性が極めて低く、実質的に価値がゼロとみなされている。

さらに、FTXの債権者への返済については、10月22日、11月20日、12月12日に予定されている追加審問の後に行われる見込みだ。これまで、9月30日に資金分配が開始されると予想されており、市場へ大量の流動性が流れ込むことが期待されていたが、まずは5万ドル未満の請求者が対象となり、それ以上の高額請求者への返済は早くても2025年1月以降になる可能性が高い。

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