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米18州がSECを提訴、仮想通貨規制の越権行為で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

共和党系が提訴

米国の共和党系州司法長官18名とDeFi Education Fundは15日、証券取引委員会(SEC)を相手取り、仮想通貨規制に関する訴訟を提起した。訴訟は、SECが仮想通貨に対する州レベルの規制権限を超越しているとして、ケンタッキー州東部地区連邦地方裁判所に提出された。

訴訟に参加したのは、ケンタッキー、ネブラスカ、テネシー、ウェストバージニア、アイオワ、テキサス、ミシシッピ、モンタナ、アーカンソー、カンザス、ミズーリ、インディアナ、ユタ、ルイジアナ、サウスカロライナ、オクラホマ、フロリダの各州の司法長官とDeFi Education Fund。訴状では、SECとゲイリー・ゲンスラーSEC委員長、および委員会のコミッショナーが被告として名指しされている。

原告側は、「仮想通貨取引は投資契約ではない」との宣言的判決を求めている。また、仮想通貨プラットフォームに対し、証券取引所、ディーラー、ブローカー、清算機関としての登録義務違反を根拠とした将来の訴追を差し止める命令も要請している。

訴状によると、各州は独自に仮想通貨産業の規制枠組みを構築し、産業の成長を促進してきた。しかしSECは、議会からの承認なしに、一連の法執行措置を通じて州から規制権限を一方的に奪おうとしているとされる。

特に問題視されているのは、ゲンスラー委員長がほぼすべての仮想通貨の売買を「投資契約」とみなし、1933年証券法および1934年証券取引所法の下で証券取引として扱おうとしている点だ。SECは、仮想通貨の購入者が創設者の努力によって価値が上昇することを期待しているという理論を主な根拠としている。

訴状は、SECが頻繁に引用するハウイ・テストについても言及している。これは1946年の米最高裁判例で、資産が投資契約に該当するかを判断する基準となっている。原告団は、SECによる同判例の適用に異議を唱え、「継続的な義務」と単なる資産との間には区別があると主張している。

この訴訟は、仮想通貨市場が上昇基調にある中で提起されたものだ。市場の上昇は、業界に対して好意的な立場を示すドナルド・トランプ前大統領の次期政権への期待が一因とされている。多くの業界関係者は、トランプ政権が、バイデン政権下で米国の仮想通貨企業を苦しめた「法執行による規制」の流れを転換すると期待を寄せている。

また、ゲンスラー委員長は本日公開した回顧声明の中で、委員長職を退く意向を示唆した。トランプ次期大統領はすでにSEC委員長候補のリストを作成している。

関連:トランプ新政権、SEC委員長候補を物色 ロビンフッドCLOが有力に

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