はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

億万長者投資家ダリオ氏、ビットコインを「ハードマネー」として推奨

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

路線変更

世界最大手ヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエーツ」の創業者で、著名投資家のレイ・ダリオ氏レイ・ダリオ氏が、世界の主要経済における債務危機への懸念から、仮想通貨ビットコイン(BTC)と金を選好する姿勢を明らかにした。

ビットコインは11日深夜、予測通りの米CPIデータなどを受け再び10万ドル台に復帰し、現在101,330ドルで取引されている。

関連トランプ次期大統領「就任早々のビットコイン15万ドル到達を望む」=報道

アブダビ・ファイナンス・ウィークでの10日の講演において、債券などの債務資産を避け、金やビットコインなどの「ハードマネー」に注目すべきだと主張した。ハードマネーとは、金や銀などの貴金属やビットコインの一部の仮想通貨を指すもので、政府や中央銀行の介入から比較的独立しており、インフレに対して耐性があるとされている。

関連「ビットコインは金のライバル」パウエル議長 99000ドル台復帰

ダリオ氏は、ドイツを除くすべての主要経済国で、債務が「前例のない水準」に達していると指摘。近い将来、これらの国々が債務危機を回避できず、通貨価値の大幅な下落につながる可能性が高いと警告した。

現在、世界の主要経済における債務危機は深刻な状況にある。米国、日本、中国などの大国が膨大な公的債務を抱え、経済成長の鈍化、金利の変動、インフレーションリスクが相互に影響し合っている。特に米国の国家債務は28兆ドルを超え、歴史的な高水準に達している。このような状況下で、多くの経済専門家が、債務対GDP比率の持続不可能な上昇と、潜在的な金融システムの崩壊リスクを警告している。

興味深いのは、ダリオ氏のビットコインに対する立場の変化である。2020年には、ビットコインの成功に懐疑的で、その変動性、限定的な使用例、政府のコントロール不足を理由に批判的な見方を示していた。また、2023年2月のCNBCでのインタビューでは、ビットコインを「効果的な通貨」や「価値の保蔵手段」ではないと断言していた。

しかし、2021年には自身がビットコインを所有していることを認めるなど、立場は徐々に変化してきた。金融市場の急速な変化と技術革新が、同氏の投資戦略に影響を与えているものと考えられる。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/06 木曜日
08:45
キリフダ、企業の売掛債権に1万円から投資できるトークン化債権サービス開始へ
キリフダは企業の売掛債権に1口1万円から投資できるトークン化債権マーケットプレイス「おカネのこづち」を年内公開する。企業の資金繰り支援と個人投資家の社会貢献ニーズを結びつけるプラットフォームだ。
07:55
フランクリン・テンプルトン、香港初のトークン化MMF運用開始
金融大手フランクリン・テンプルトンは香港でトークン化された米ドル建てマネーマーケットファンドを開始した。ルクセンブルグ登録で短期米国債を裏付けとし、香港金融管理局のフィンテック2030計画下での初の取り組みとなる。
07:15
S&P指数をオンチェーン化、ディナリとチェーンリンクの提携で
ディナリ社はチェーンリンクと提携し、S&Pデジタルマーケッツ50指数をオンチェーンで検証可能にする。米国株35社と主要仮想通貨15銘柄で構成される初のトークン化ベンチマークが第4四半期にローンチ予定だ。
06:50
「米政府はCZ氏の恩赦を精査済み」ホワイトハウス報道官が妥当性強調
米報道官は、トランプ大統領による仮想通貨取引所バイナンス共同創設者CZ氏への恩赦ついて会見で質問に応じた。徹底的に精査した上で判断を行なっていると妥当性を強調している。
06:21
ビットコイン価格の年末予想を12万ドルに大幅下方修正=ギャラクシーデジタル
ギャラクシー・デジタルは2025年末のビットコイン価格目標を本来の18万5000ドルから12万ドルに大幅に引き下げた。成熟期に入り機関投資家フローが支配的になるため、上昇ペースが鈍化すると予測し直した。
05:55
リップル、マスターカードと提携 RLUSDで法定通貨決済効率化へ
リップルはマスターカード、ウェブバンク、ジェミニと提携し、ステーブルコインRLUSDを活用したカード決済の改善を模索。規制対象の米国銀行によるパブリックブロックチェーン上での決済事例となる見込みだ。
05:30
リップル、6.1兆円の評価額で新たに770億円調達
リップルはフォートレス・インベストメント・グループとシタデル・セキュリティーズ主導で5億ドルの戦略的投資を実施した。評価額は400億ドルで、決済サービスの総取引量は950億ドルを超えている。
11/05 水曜日
17:08
Progmat、日本版トークン化株式の検討開始
Progmatが日本版トークン化株式の検討を開始。1円から投資可能で24時間取引も視野。配当・議決権も保護される設計。大手金融26組織が参加し、2026年春から商品開発へ。
15:45
メタプラネット、ビットコイン担保に1億ドル調達 
メタプラネットが保有ビットコインを担保に1億ドル(約153億円)を借入。資金はビットコインの追加取得やインカム事業に充当。同社は30,823BTCを保有しており、2027年末までに21万BTC取得を目指す。
15:23
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」 流通額10億ドル突破 
リップル社の米ドル連動ステーブルコイン「RLUSD」が時価総額10億ドルを突破。非営利団体や米Bitnomial取引所で採用が進み、実需型ステーブルコインとして存在感を高めている。
13:55
アーサー・ヘイズ、FRBの実質QEでビットコイン強気相場再開と予測
ビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、FRBが常設レポファシリティを通じた実質的な量的緩和(QE)により、ビットコイン強気相場が再開すると分析した。米国債発行増加でSRF残高が拡大しドル供給が増加すると予測。
13:30
米政府閉鎖を乗り切る仮想通貨市場、価格下落でも基盤強化に進展=グレースケール報告
グレースケールの10月レポートによると、米政府閉鎖やマクロリスク、史上最大の3兆円ロスカットなどにより仮想通貨価格は低迷したものの、規制明確化や機関投資家参入の進展、ステーブルコイン普及などで市場基盤は着実に強化されている。
13:15
ビットコイン採掘大手マラソンがAI事業強化へ、データセンターへの天然ガス供給で合意書 
仮想通貨マイニング大手マラソンがMPLXと天然ガス供給で合意書を締結した。テキサス州に新たなデータセンターを建設しビットコインからAI事業への多角化が加速する見込みだ。
11:15
仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ウィンクルボス兄弟設立の仮想通貨取引所ジェミニが予測市場契約の提供準備を進めている。CFTCにデリバティブ取引所設立を申請中で、ポリマーケットやカルシとの競争が激化する見込みだ。
10:50
「プライバシー銘柄ジーキャッシュは暗号化されたビットコイン」、高騰背景をギャラクシーが分析
プライバシー仮想通貨Zcash(ZEC)が過去1年で10倍以上上昇している。ギャラクシーデジタルが背景を分析し、ビットコインの精神的後継者として注目されていると理由を指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧