はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金に対するビットコインの時価総額比率が過去最高水準に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金に対する時価総額が史上最高水準に

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの時価総額が金(ゴールド)の時価総額に対する新たな最高水準を達成し、現在14%に到達したとGalaxy Researchのデータが示している。

出典:Galaxy Research

この成果は、先物ETFを含むビットコイン上場投資信託(ETF)の運用資産総額(AUM)が1,290億ドルに達し、金ETFの1,280億ドルを上回ったこととも関連している。K33 Researchの調査責任者であるVetle Lunde氏は、「20年のアドバンテージを持つ金がビットコインに追い抜かれた」と指摘している。

一方、現物だけで見ると、ビットコイン現物ETFのAUMは1,200億ドルであるのに対し、金ETFは1,250億ドルである。金の方がやや優勢を維持しているが、ビットコインがそれを超える勢いを見せている。

出典:K33 Research

ブルームバーグのシニアETFアナリストEric Balchunas氏はこの動きを称賛し、「ビットコイン現物ETFが1月にローンチされてから1年も経たずして、ビットコインETFは機関投資家の関心を再形成し、金ETFにほぼ匹敵するレベルに達した」と述べた。今年、ビットコインは投資対象としての存在感を急速に高めている。

関連BTC急落、パウエルFRB議長のビットコイン準備金発言を受け

さらに、ビットコインの時価総額は2兆ドル(前日)を超え、世界の資産ランキングで7位に位置付けられるようになったとCompaniesMarketCap.comが報じた。この結果、サウジアラムコや銀を抜いて主要資産クラスとしての地位を確立している。対照的に、金は17兆ドル以上の市場価値を持ち、アップルやマイクロソフトなどの主要テック企業の合計価値を上回る圧倒的なリードを保っている。

出典:CompaniesMarketCap.com

仮想通貨全体の時価総額は3.45兆ドルであり、そのうちビットコインが56.8%、イーサリアムが12.76%を占めているとCoinGeckoのデータが示している。ビットコインが依然として市場を支配する主要銘柄であることが明らかだ。

一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ見通しが市場に影響を与えている。予想通り25ベーシスポイントの利下げが発表されたものの、パウエル議長のコメントは慎重なトーンを含み、2025年の利下げ予測が4回から2回に引き下げられる見込みが示された。この予想外の変化により、市場が揺れる中、仮想通貨市場でも大規模な清算が進んだ。

関連FOMCのタカ派姿勢で仮想通貨市場急落、ビットコイン10万ドル割れも投資家心理は強気継続|仮想NISHI

さらに、昨夜発表の第3・四半期の米GDP確報値が上方修正され、堅調な個人消費が示されたことからさらなる利下げの必要性は後退した。

ビットコインはこれらの指標を悪材料として20日早朝に再び急落し95,000ドル台まで下落した。過去24時間では約10億ドルの強制清算が見られた。

BitwiseInvestのCIOであるMatt Hougan氏は、「レバレッジは仮想通貨市場の特性の一部であり、急激な価格下落時にポジションが清算されることで動きが強化される」と述べつつ、この下落は一時的なものに過ぎないと強調している。加えて、仮想通貨市場はFRBの政策から独立した内部モメンタムを形成しており、長期的な成長に対する影響は限定的だと見解を述べた。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

ビットコイン|投資情報・価格チャート
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧