はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ政権、ゴールド売却でビットコイン購入の議論まだなし 大手銀は戦略的準備金への活用提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン資金調達について

ホワイトハウスAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏は8日、政府がビットコイン(BTC)保有量を増やすためにゴールド(金)などの準備資産を売却する計画はまだ議論されていないと明らかにした。ただし、今後、関連連邦機関がそうした選択肢を検討する可能性を示唆した。

「そのような話し合いはまだありません」とサックス氏は、連邦政府が新たに発表された戦略的ビットコイン準備金のためにゴールドなどの資産を売却して更なるビットコインを調達する可能性についてDecryptメディアに語った。「オンライン上でそのような憶測が飛び交っているのは承知しています」

「最終的には、予算中立的な方法でビットコイン準備金を増やすかどうかを決定するのは財務長官と商務長官になります」と彼は述べた。「しかし、それがどのようなものになるかについてはまだ議論していません」

特集:米国の仮想通貨「準備金」構想:トランプ政権・各州の注目点

前日、トランプ大統領は戦略的ビットコイン準備金を設立する大統領令に署名した。この準備金には、刑事および民事没収により米国が保有する約20万BTCが含まれる。大統領令はさらに、財務省と商務省が「予算中立的であり、米国納税者に追加コストを課さない戦略」という条件のもと、政府のビットコイン追加調達戦略を策定することを指示している。

予算中立性は、一般市民の認識だけでなく、納税者資金の新たな使用には一般的に議会の承認が必要であるため、ホワイトハウスにとって重要な懸案事項となっている。

一方、スタンダードチャータード銀行のチーフアナリストであるジェフ・ケンドリック氏はThe Blockの取材で、予算中立的な方法で資金調達する潜在的戦略として、米国の膨大なゴールド準備の一部を売却してビットコインを購入することを提案した。「次の問題は何が予算中立的戦略を構成するかであり、理論的には、ゴールドを売却してビットコインを購入することが可能です」とケンドリック氏はメールで述べた。

ケンドリック氏はさらに、検討可能な他の予算中立的戦略も提案した。一つの選択肢として、390億ドルの純資産を保有する為替安定化基金(ESF)の活用を挙げた。ESFは伝統的に金融危機時の流動性安定化に使用されるが、ビットコイン購入への転用は実現すれば明らかな方向転換となるだろうと指摘した。また別の可能性として、シンシア・ラミス上院議員が提出した「ビットコイン法2024」の活用も示唆した。同法案は5年間で毎年20万ビットコインを購入することを提案しており、適切に構成すれば「予算中立的な方法で可決・導入できるはずだ」とケンドリック氏は述べているという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/17 水曜日
07:10
Visa、米国でステーブルコインUSDCによる機関向け決済を開始
Visaは、米ドルステーブルコインUSDCでの機関向け決済を米国で開始したことを発表。銀行の初期の参加者が仮想通貨ソラナのブロックチェーン上でUSDCを使った決済を開始したと説明した。
06:35
米国XRP現物ETFの累計流入額、開始1ヶ月で10億ドルの大台突破
米国のXRP現物上場投資信託の累計資金流入額が月曜日に10億ドルを突破した。11月13日の取引開始以降の節目となり、アルトコイン系ETFへの機関投資家の関心の高まりを示している。
06:02
米FDICがステーブルコイン発行規則案を承認、銀行子会社の申請手続きを整備
米連邦預金保険公社が銀行によるステーブルコイン発行の規則案を承認した。今夏成立したジーニアス法に基づき金融機関が子会社を通じて決済用ステーブルコインを発行する申請プロセスを定める。
05:45
ロシア最大手銀スベルバンク、分散型金融商品をテスト
ロシア最大の銀行スベルバンクが分散型金融商品のテストを開始した。顧客の仮想通貨取引への関心増加に対応し、5月にはビットコイン仕組債の発行も開始している。
05:30
米SEC、4年にわたるAave調査を法的措置なしで終了
米証券取引委員会が分散型金融プラットフォームのAaveに対する約4年間の調査を終了した。法的措置の勧告はなく、創業者のクレチョフ氏が17日に調査終了を公表している。
12/16 火曜日
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧