
6種類の現物通貨ペアが取扱い中止に
暗号資産(仮想通貨)取引所の大手であるバイナンス(グローバル版)は18日、取引ペアの定期的なレビューの結果、新たに6種類の現物取引ペアを取扱い中止にすると発表した。バイナンスでは、市場の流動性や取引量など複数の要因を定期的に評価し、質の高い取引環境を維持する目的で特定のペアを廃止する場合がある。
2025年3月21日午前3時(UTC、日本時間同日正午頃)以降、以下のペアでの売買が停止となる予定だ。
取引ペア | 概要 |
---|---|
ALICE/BTC |
MyNeighborAlice ブロックチェーンゲーム |
ETHFI/BTC |
ether.fi Ethereum(イーサリアム)上で動作するリキッド・リステーキングプロトコル |
MBOX/BTC |
MOBOX BNB Chain(ビーエヌビー・チェーン)上で展開されるゲームプラットフォーム |
RSR/FDUSD |
Reserve Rights 安定性と分散性を備えた金融エコシステムの構築に注力 |
TURBO/FDUSD |
TURBO ミームコイン |
WIN/BNB |
WINkLink TRONブロックチェーン上で稼働する分散型オラクルネットワーク |
今回の発表はあくまで特定の現物取引ペアを対象とした取扱い中止であり、該当トークンそのもののバイナンス上場廃止を意味するものではない。ユーザーは引き続き、これらの通貨の別の取引ペアを通じて売買を行うことができる。
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上場廃止ガイドライン
バイナンスの上場廃止ガイドラインによると、定期的に上場(リスト)された現物およびデリバティブ(マージントレード)の通貨ペアの評価を見直し、流動性が著しく低下している場合などにおいて、必要に応じて顧客の利益を保護するため上場廃止を決定する場合がある。
- 法的/コンプライアンスリスク(規制問題など)
- プロジェクトの継続リスク(開発状況など)
- 市場リスク(流動性や時価総額など)
- 倫理的リスク(相場操縦や詐欺行為など)
バイナンスは、上場トークンのプロジェクトチームと定期的に連絡を取り、ロードマップやチームの最新の開発状況、ハッキングなどのインシデント時の対応能力やセキュリティ対策を把握するよう努めている。
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