はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインステーキング「Babylon」、独自トークンBABYの概要公開 エアドロップの計画も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

独自トークンBABYの概要

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Babylon(バビロン)」をサポートする「バビロン財団」は3日、独自トークン「BABY」の情報を公開した。

今回は、発行自体は事前に公表されていたBABYの用途や初期供給分の配分割合などについて説明。また、早期利用者へのエアドロップ「Early Adopters Airdrop」に関する説明も別のウェブページで公開した。

ステーキングとは

仮想通貨を預け入れ、ネットワークの運用に貢献することで報酬が得られる仕組みのこと。

バビロンは、コンセンサスの仕組みに「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」を採用しているため本来はステーキングによる報酬を提供することができないビットコインを、ステーキングできるようにしているプロジェクトである。

時価総額1位のビットコインをただ保有したままにするだけでなく、新たな収益獲得手段を提供しているなどとして、日本企業もバビロンに高い関心を示している。

関連gumi、10億円規模のビットコイン購入を決議 Babylonステーキングで収益化へ

今回バビロン財団は、BABYの初期発行量は100億枚であると説明。用途についてはガバナンスや手数料の支払い、ビットコインと併用したステーキングで使用するとした。

ステーキングについては、2つのトークンを導入することでネットワークのセキュリティを強化すると説明。ビットコインとBABYのステーカーは、報酬としてBABYを受け取ることができる。

BABYのインフレ率は現時点では年8%。ビットコインのステーカーとBABYのステーカーへの報酬として、それぞれ4%ずつ供給していくが、ガバナンスによって今後インフレ率が変更される可能性はあるとした。

なお、エアドロップを実施する具体的な日程は未定だが、それに先立ち、OKXらがすでにプレマーケットでBABYの取り扱いを開始している。

配分割合

BABYの初期発行分について、現時点の配分割合は以下の通り。コミュニティのインセンティブへの配分割合は15%で15億枚である。なお、割合や各カテゴリーは変更される可能性はあるとバビロン財団は説明した。

出典:バビロン財団

また、コミュニティのインセンティブ分は即座にアンロックされるが、それ以外のカテゴリーへ配分する分はそれぞれ3年か4年のロック期間を設定。ロック解除のスケジュールは以下のグラフのようになっている。

出典:バビロン財団

エアドロップ

Early Adopters Airdropについては、初期発行量の6%に相当する6億枚を割り当てるとした。対象者と合計配分数量の概要は以下の通り。

  1. ローンチの「Phase1」のステーカー:計3,000万枚
  2. 資格のあるステーカーとそのファイナリティプロバイダー:計約3.4億枚
  3. Phase2への移行に成功した2の対象者:計2億枚
  4. 「Pioneer Pass NFT」保有者:計3,000万枚
  5. オープンソースの貢献者(開発者):計500万枚

なお、今回の発表は全てのエアドロップを含んでいるわけではない。バビロン財団は、ウォレットキャンペーンやリキッドステーキングのインセンティブなどは過去の発表を確認するように呼びかけている。

関連ビットコインのステーキング・プロトコル「Babylon」、Paradigm主導で110億円を資金調達

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧