はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

オクラホマ州のビットコイン備蓄法案、1票差で否決 残るは両州

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1州でも実現可能なのか

オクラホマ州上院委員会において「戦略的ビットコイン準備法案」が僅か1票差で否決されたことが明らかになった。この結果、今期の米国州範囲でのビットコイン準備金設立に向けた取り組みは、テキサス州とアリゾナ州の2州が最後の候補として残された形となる。

同法案を提出したグスリー上院議員は否決後、「ビットコインが4年間で損失を出した期間はこれまで一度もない」と訴え、長期的な価値に対する信頼を再度強調した。

オクラホマ州では3月25日に下院で同法案が賛成77票、反対15票という圧倒的多数で可決されていたが、上院委員会での審議を通過できず、実現には至らなかった。この法案は州政府にビットコイン(BTC)を戦略的資産として保有する権限を与えるもので、従来の財政管理に新たな選択肢を提供する内容だった。

一方、テキサス州では3月6日に上院がビットコイン戦略準備金法案(SB-21)を25対5の賛成多数で可決済み。アリゾナ州でも先月19日に下院商業委員会が同様の法案(SB1373)を6対4の僅差で通過させており、両州では引き続き法案成立に向けた審議が進められている。ユタ州も類似の法案を通過させたが、実質的なビットコイン購入に関する条項は除外され、当初の目的から大きく変更されている。

これら州範囲でのビットコイン備蓄法案の動きは、トランプ大統領が3月に連邦政府のビットコイン準備金設立を命じたことが追い風となっている。従来の金融システムを超えた新たな価値貯蔵手段として、ビットコインの可能性を模索する政府の姿勢が鮮明になりつつある。

関連:トランプ政権高官、関税収入などでビットコイン追加購入を検討と発言

州によって異なる進捗状況が、ビットコイン準備金法案をめぐる政治的な複雑さを示す一方、複数の州で同時並行的に議論が進むこと自体が、仮想通貨政策が米国内で徐々に主流化していることの証左とも言える。テキサス州とアリゾナ州での法案の行方は、今後の米国の各地における仮想通貨政策の方向性を占う重要な指標となりそうだ。

特集:米国の仮想通貨「準備金」構想:トランプ政権・各州の注目点

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/28 火曜日
06:45
S&Pグローバル、ストラテジーに初の格付け「B-」付与 その理由は
S&Pグローバル・レーティングスがビットコイン保有最大手のストラテジーに発行体格付け「B-」を付与したと発表した。その理由は?
06:20
BNBチェーン、四半期バーンで1800億円相当のBNBを永久焼却
BNB財団が第33回四半期トークンバーンの完了を発表し、1800億円相当の144万BNBを永久焼却したことを明らかにした。
06:00
トム・リー率いるビットマイン、過去一週間で488億円相当のイーサリアムを追加購入
ナスダック上場のビットマインが仮想通貨イーサリアム保有が331万ETHに達し、仮想通貨と現金の総保有額が2.1兆円になったと発表した。
05:45
米上場企業が61億円相当のイーサリアム売却で自社株買い実施、株価急騰
ETHジラが61億円相当の仮想通貨イーサリアムを売却しその資金で自社株買いを実施したと発表。株価が急騰した。
05:30
米政府閉鎖中も仮想通貨ETF上場へ、ソラナやライトコインなど今週取引開始
米国政府閉鎖が続く中、ソラナやライトコインなど複数の仮想通貨ETFが今週上場する予定。
10/27 月曜日
18:42
日本初のステーブルコインJPYC始動 関連銘柄が急騰
日本初の日本円建てステーブルコインJPYCが2025年10月27日に正式発行。アステリア、電算システムホールディングス、ユナイテッドなど出資企業の株価が急騰。インタートレード、Speee、Unbankedなど関連テーマ銘柄にも買いが波及し、デジタル金融市場拡大の兆しを示した。
18:37
送金大手ウエスタンユニオン、ステーブルコイン決済の試験運用を計画
国際送金大手ウエスタン・ユニオンが2025年第3四半期決算でステーブルコイン決済システムの試験運用を発表。1億5,000万人の顧客向けにオンチェーン決済レールを活用し、コスト削減と決済時間の短縮を目指す。変革期を迎える送金業界の最新動向。
18:00
トロンの将来性は?ステーブルコイン決済に選ばれる理由
TRON(トロン)は、2017年にジャスティン・サン氏によって創設されたブロックチェーンプラットフォームだ。イーサリアムやビットコインと比べて日本での知名度は高くないが、特にア…
17:15
マウントゴックス、債権者返済を再延期 未返済残高は3.4万BTC(約6000億円)
破綻した仮想通貨取引所Mt.Goxは、債権者への弁済期限を2026年10月まで再延期。19,500人に支払い完了も、依然3.4万BTC(約6,000億円)を保有している。
14:03
キルギス共和国、自国通貨建ステーブルコイン「KGST」発行へ バイナンスCZ支援で国家仮想通貨戦略を推進
キルギス共和国が自国通貨ソム建ステーブルコイン「KGST」をBNBチェーン上で発行する。バイナンス創設者CZ氏が戦略顧問として支援し、CBDC「デジタルソム」の試験運用開始や国家仮想通貨準備金の設立を推進している。
13:58
コインベースCEO、オンチェーン資金調達で起業のあり方革新を構想 エコー買収で実現へ
仮想通貨取引所コインベースのCEOが、エコー買収を背景に、起業家が企業設立から資金調達、IPOまでをオンチェーンで可能にする構想を語った。
13:22
JPYCリリース「通貨史に残る分岐点」岡部代表
JPYC岡部代表が27日会見し、日本円ステーブルコインの正式発行を発表。「日本の通貨史に残る分岐点」と述べ、半年で10兆円の発行目標を明らかに。Coinbaseとの交渉も進行中。
11:14
ホワイトハウス、舞踏場建設の寄付リストを公表 コインベース、リップル、テザーなど業界関係者含まれる 
トランプ米大統領のホワイトハウス舞踏場建設で、コインベース、リップル、テザーなど仮想通貨企業を含む37社・個人の寄付者リストが公表された。費用は約3億ドルで、業界と政権の密接な関係が浮き彫りに。
11:03
宇宙×ブロックチェーンで挑むインターネットの格差解消──衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」が目指す新しい通信インフラ
衛星駆動型DePINプロジェクト「Spacecoin」創業者Tae Oh氏へのインタビュー。宇宙×ブロックチェーンでインターネット接続格差の解消に挑む通信インフラと、日本への期待を語った。
09:53
新設のXRPトレジャリー企業「エバーノース」がXRP市場に与える影響は?
ナスダック上場予定のエバーノースが仮想通貨XRP市場に与える影響をリサーチャーが分析。ストラテジー社のビットコイン戦略との類似性や機関投資家需要の高まりを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧