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ステーブルコイン最大手テザー、サークル時価総額の5倍以上の可能性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

評価は「控え目」

ステーブルコイン最大手テザーのパオロ・アルドイーノCEOが8日、同社が株式上場した場合の時価総額が5150億ドル(約75兆円)に達するとの試算を発表した。この規模は世界企業ランキングで19位に相当し、小売大手コストコや飲料メーカーのコカ・コーラを上回る水準となる。また、IPOの計画を否定した。

アルドイーノ氏の発言は競合企業Circle社の新規株式公開(IPO)成功を受けたものとみられる。Circle(サークル)社は先週5日に株式上場を果たし、公募価格31ドルに対し初日終値が103.75ドル超まで急騰、時価総額300億ドル規模での滑り出しとなった。

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テザー社の試算根拠として、2024年純利益130億ドルのうち70億ドルが国債・レポ取引、残り50億ドルがビットコインと金の含み益から構成されている点が挙げられた。同社は2025年にUSDT供給量を500~600億ドル増加させ、平均供給量1700億ドル、米金利4.2%を前提に74億ドルのEBITDA(利払い・税金・減価償却前利益)を見込む。

Circle社のEBITDA倍率69.3倍を適用した場合、74億ドル×69.3倍=5150億ドルの企業価値算出となる計算だ。ただしアルドイーノ氏自身も「この倍率は異常で維持困難」との見方を示し、保守的な推計であることを強調している。

同氏はビットコインと金の保有量増加を踏まえ実際の企業価値はさらに高くなる可能性があるとしつつ、「謙虚な姿勢を保ち次の成長段階に向けて真剣に取り組む」との方針を表明した。

Bitcoin Treasuriesのデータによると、テザーは現在100,521 BTC(1.5兆円)および50トンの金(およそ8,600億円)を保有している。一方、Circleはビットコインも金もを所有していない。

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