- ロシア政府は仮想通貨に特化した教育プログラムを計画中
- ロシア政府は国民全体の金融知識を向上する戦略の一部として、仮想通貨教育プログラムを計画中です。政府がこのプログラムを実行する目的は仮想通貨による投資の成功よりも、危険性を考慮しているからです。
財務大臣であるアントン・シルアノフ氏は国全体の金融知識向上プログラムの一環として、ロシア政府は仮想通貨教育を始めると発表しました。
Rossiya 24チャンネルの取材では、ロシア財務大臣であるシルアノフ氏は、特に国への投資に伴う潜在的な危険性を考慮し、仮想通貨の教育を始めると述べました。
『我々は仮想通貨のようなツールを使った投資は、推薦することより危険性を感じます。これにより規制されず予測困難(価格変動が激しいため)なツールを使った投資での結果の予測は我々が支援する金融知識の問題になります』
と彼は言います。
この報道はロシア国営メディア支局TASSでも流され、支局はさらに政府が国民に仮想通貨に関する教育をする目的は、全国民の金融知識向上のための大きな戦略の一部だと報道しました。
ニュースプラットフォームは、ディミトリ・メドヴェージェフ総理大臣はすでにプログラムを承認し、2023年まで実行する予定だと報道しました。
2008年から2013年までロシア政府は世界銀行や経済協力開発機構と協力し、類似した戦略である『金融知識と教育のためのロシア信託基金』を実行しています。
報道陣に『モスクワは仮想通貨を有価証券のように管理する』と伝えた後に、シルアノフ氏の名前はブロックチェーン関連ニュースで度々持ち上がりました。
Russia To Educate Its Citizens On Cryptocurrency
10/04,2017 by Adam Reese
参考記事はこちらから
CoinPostの考察
国をあげて国民に仮想通貨の知識を身につけさせることで、国全体のレベルをあげて仮想通貨界をリードしようとしているように考えられます。
ロシアは原子力発電所を使いマイニングを始める計画など、とても積極的な活動をしています。
世界的に見てもロシアのように仮想通貨を学ばせることはとても珍しいです。
これを可能にするのはロシア特有の社会体制が関係していると思いますが、これから仮想通貨業界はさらに大きくなっていくので、国民がその知識を持っていることは間違いなく強みになるでしょう。