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S&P指数をオンチェーン化、ディナリとチェーンリンクの提携で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

S&P指数をオンチェーン化

トークン化株式プロバイダーのディナリ(Dinari)は5日、チェーンリンクと提携し、S&Pデジタルマーケッツ50指数をオンチェーンで検証可能にすると発表した。この指数はディナリとS&Pダウジョーンズインデックスが共同開発し、2025年第4四半期にローンチ予定で、米国上場株式と主要仮想通貨を組み合わせた初のトークン化ベンチマークとなる。

S&Pデジタルマーケッツ50指数は、ブロックチェーン導入を推進する米国上場企業35社と主要仮想通貨15銘柄で構成される。ディナリは年内に同指数を完全担保型トークン化株式商品「dシェアーズ」を通じてトークン化し、米国株式と仮想通貨への統一されたエクスポージャーを持つ投資可能なバージョンを作成する計画だ。

ディナリのdシェアーズは、指数内の各株式が裏付け株式と1対1でトークン化され、規制対象のカストディアンで保管されることを保証。投資家は現金配当や全市場価値での償還保護能力を含む裏付け株式の完全な経済的権利を保持する。指数データの配信と使用に同じレベルの信頼性をもたらし、ブロックチェーンシステム上で直接監査、配布、決済できる金融商品のインフラを構築する。

チェーンリンクのオラクルプラットフォームは、検証済みのリアルタイム価格とパフォーマンスデータを供給し、オンチェーントークン化ベンチマークを正確かつ透明に維持する。

ディナリの共同創業者兼最高経営責任者ゲイブ・オッテ氏は、S&Pダウジョーンズインデックスとチェーンリンクとの協力により、トークン化ベンチマークに同じ信頼性基準をもたらすと述べた。チェーンリンク・ラボのキャピタルマーケッツ責任者フェルナンド・バスケス氏は、S&Pデジタルマーケッツ50指数が従来資産と仮想通貨の両方にわたる検証可能なリアルタイム指数データでオンチェーン運用される初の指数の一つになると説明した。

株式のトークン化は今年の重要なテーマとなっており、伝統的金融システムと仮想通貨の結びつきが深まりつつある。今夏、トークン化企業バックド(Backed)はテスラやアップルなどの株式をオンチェーンや主要仮想通貨取引所で直接取引できるようにした。また、ロビンフッドは6月に欧州ユーザー向けトークン化株式サービスを発表し、コインベースも同様の商品立ち上げを検討している。

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