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バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

内部関係者の関与の可能性も

バイナンス創設者のCZ氏は26日、トラストウォレットのハッキング被害について、これまでに700万ドル(約10億円以上)が影響を受けたとエックスへの投稿で明らかにした。同氏は「トラストウォレットが補償する。ユーザー資金は安全だ」と述べた。チームはハッカーがどのようにして新バージョンを提出できたのか調査を続けている。

オンチェーン探偵のザックXBT氏は昨日、トラストウォレットの複数ユーザーから過去数時間以内に無断で資金が流出したとの報告があったと明らかにしていた。同氏は当初、最低でも600万ドル(約9億円)が数百人のユーザーから盗まれたと推定していたが、被害額は700万ドルまで増加した。トラストウォレットはバイナンスが買収した非管理型ウォレットで、ユーザーが秘密鍵を自己管理する形式を採用している。

関連:トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告

事件はトラストウォレットのクローム拡張機能が18日に新バージョンをリリースした後に発生した。トラストウォレットは公式声明で、ブラウザ拡張機能バージョン2.68のみに影響するセキュリティインシデントを確認し、ユーザーにバージョン2.69へのアップグレードを呼びかけた。モバイル専用ユーザーと他のブラウザ拡張機能バージョンは影響を受けていない。

政府間ブロックチェーンアドバイザーのアンディ・リアン氏はXへの投稿で「この種のハッキングは自然なものではない。内部関係者である可能性が高い」と指摘した。CZ氏はこの見方について「可能性は高い」と同意した。

また、トラストウォレットは27日、補償プロセスを開始するための最新声明を発表した。影響を受けたユーザーは専用フォームに記入する必要があり、サポートチームはすべての被害者を優先的に対応し、すでに提出内容の審査を開始している。

トラストウォレットはビットコイン、イーサリアム、ソラナなど100以上のブロックチェーンと1,000万以上のトークンをサポートし、世界中で数千万人のユーザーにサービスを提供している。同社は被害者と緊密に連絡を取り、進捗状況と最新情報を提供し続けるとしている。

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