WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

コインベースCEO、上院の仮想通貨法案を現状では支持できないと表明 その理由は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

支持できないと表明

コインベースのブライアン・アームストロングCEOは15日、上院銀行委員会の仮想通貨市場構造法案草案を48時間かけて検討した結果、現在の形では法案を支持できないと表明した。

主な懸念事項として、トークン化株式の事実上の禁止、DeFi禁止による政府の金融記録への無制限アクセス、SECに有利なCFTC権限の弱体化、ステーブルコイン報酬を制限し銀行が競争を抑制できるようにする草案修正を挙げた。

同氏Xへの投稿で「上院議員による超党派の成果を達成するための懸命な努力に感謝するが、このバージョンは現状よりも実質的に悪化する。悪い法案よりも法案がない方がましだ。うまくいけばより良い草案にたどり着けることを願っている」と述べた。同氏は「全ての米国民と経済的自由のために戦い続ける。米国でこの業界を安全で信頼できる方法で構築できるよう、仮想通貨は金融サービスの他の分野と平等に扱われる必要がある」と付け加えた。

懸念の内容について

トークン化株式の禁止については、法案が「補助資産」と「証券」を区別しようとする定義が狭すぎることが問題となっているようだ。専門家は、アップルやテスラのような株式をブロックチェーンに導入した場合、「規制上の無人地帯」に陥ると主張している。法案がトークン化株式にブロックチェーン決済を技術的に許可しないレガシーな紙ベースの規則に従うことを要求する場合、トークン化された現実世界資産市場をスタートする前に事実上終わらせることになる。

DeFiとプライバシーに関する懸念は、DeFiプロトコルに銀行秘密法要件を適用するセクションを指している。草案は分散型プラットフォームに全てのユーザーに対する本人確認を要求する。DeFiプロトコルは単なるコードであり「コンプライアンス部門」を持たないため、設計上保持するようになっていないデータを収集することを強制することで、法案は米国で真に許可不要のDeFiプロトコルを運営することを事実上違法にし、政府に全てのオンチェーン金融履歴を見る「バックドア」を与えるという。

関連:米上院の仮想通貨法案草案、愛国者法以来の監視権限拡大の可能性

また、ステーブルコイン報酬は現在の議論で最も激しい部分だ。銀行ロビーが支持する新しい修正案は、2025年に可決されたジーニアス法の「抜け穴」を塞ぐことを目的としている。この規定は、取引所がステーブルコインを保有しているだけのアカウントに「報酬」を支払うことを禁止する。銀行はこれらの報酬がステーブルコインを「規制されていない銀行預金」にすると主張するが、コインベースは報酬を支払えなければユーザーが伝統的な銀行や海外の仮想通貨取引所に資金を移し、銀行が立法を通じて「競争を禁止」できるようになると主張している。

関連:コインベース、ステーブルコイン利回り禁止ならクラリティ法案支持撤回の可能性も=報道

さらに、CFTC対SEC権限については、法案がCFTCを「従属的」にするとアームストロング氏は主張。法案は「デジタルコモディティ」の主要監督権をCFTCに与えることになっていたが、最新草案ではSECにトークンの分類に異議を唱える「優先権」を与えようとする。SECがケースバイケースでCFTCの権限を拒否できる場合、業界が望んでいた「明確性」は消失し、SECはゲンスラー前委員長時代の「法執行による規制アプローチ」に戻ることになると懸念されている。

最後に、アームストロングCEOは「継続的な努力により正しい結果にたどり着く可能性については非常に楽観的だ。そこに到達するために全員と協力し続ける必要がある」と述べた。

関連:米上院農業委、仮想通貨法案のスケジュールを公表 27日に審議予定

関連:2026年注目の仮想通貨10選|投資テーマと厳選銘柄を解説

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/17 土曜日
10:25
ビットコインは年末にかけて回復見通し、ただし9万ドルが壁=レポート
コインベースとグラスノードが10〜12月期の仮想通貨市場見通しを公表。利上げ下でも回復が進んだ現状を評価しつつ、上値の供給圧力など短期リスクにも言及した。
10:00
コインベース、カード発行のMarqetaに仮想通貨基盤提供 
仮想通貨取引所コインベースが、カード発行基盤を手がける米マーケタの企業顧客向けに、ステーブルコイン裏付けカードの保管・換金・決済基盤を提供する。カード保有者は世界の加盟店でステーブルコイン残高を使える。
09:10
ウォーシュFRB議長が利上げ示唆せず観測後退、ビットコイン当面レンジ相場
コインシェアーズは16日、9月の米CPIと小売売上高が予想を上回りFRBの利上げ観測が強まったため、仮想通貨ビットコインの短期見通しはデータ待ちのレンジ相場とみるべきだと分析した。
07:30
東証上場のunbanked、金連動トークン「Kinka」の暗号資産事業を廃止 採算難
金地金を裏付けとする仮想通貨「キンカ」を発行してきた国内上場企業unbankedが、暗号資産事業の廃止と子会社3社の解散・清算を決議した。販売低迷と採算確保の困難を理由に挙げ、2027年3月末までに清算を完了する予定だ。
06:50
ドイツ銀行、法人向け仮想通貨保管サービスを数週間以内に開始 アジア展開も
ドイツ銀行が数週間以内にドイツで、法人向けの仮想通貨保管サービスを開始し、2027年にアジアの金融拠点へ展開する計画だ。ビットコインとイーサリアムの保管から始め、ステーブルコインの出し入れ支援やトークン化預金へ段階的に広げる。
06:15
中国発老舗Coboの個人向け仮想通貨ウォレット終了へ、公開から約9年
仮想通貨の保管サービスを手がけるCoboが、個人向けウォレットアプリを12月1日に終了すると発表した。11月30日までに引き出さなかった資産には、月2%の手数料が課される。
05:55
サークル、上半期売上の約59%を提携先と取引費用に
サークルは16日、2026年上期の売上約14億ドルのうち約8.19億ドルをUSDC流通の提携先と取引費用に支払い、純利益は売上1ドルあたり約7セントだったと明らかにした。新規参入企業の主張には反論した。
05:00
2022年以来初、米国がビットコイン純輸入国に
チェイナリシスは、米国が2022年以来初めて仮想通貨ビットコインの純輸入国になったと明らかにした。1万ドル未満の小口送金は流出超、大口の送金は流入超だった。
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧