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日本暗号資産ビジネス協会、ステーキング運営指針を策定=日経報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • JCBAがステーキング事業者向けの指針を策定し近く公表
  • 仮想通貨ETF解禁や金商法改正など政府の制度整備が加速

仮想通貨運用の指針を策定

日本経済新聞の報道によると、業界団体の日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)は1日、仮想通貨の「ステーキング」を手掛ける事業者向けの新たな運営指針を策定した。保有する仮想通貨を預けて報酬を得る同サービスの利用者保護を促すため、事業者の説明責任や情報開示のルールを明文化し近く一般に公表するという。

ステーキングはブロックチェーンのネットワーク維持に貢献した対価として報酬を得る仕組みであり、仮想通貨を増やす有効な手法として普及している。

一方で利用者が簡単に報酬を得られる反面、手数料体系の不透明性や取引所の破綻時におけるリスク管理の難しさが業界の課題として指摘されていた。

今回の指針策定の背景には、政府による仮想通貨関連の規制緩和や金融商品としての法整備が進展している現状がある。

政府は4月10日の閣議で金融商品取引法の改正案を決定しており、これまで資金決済法で規制されていた仮想通貨を金融商品と正式に位置づけて投資家保護を強化する。

関連記事:金融庁、仮想通貨交換業者へのサイバーセキュリティ強化方針を公表 投資家保護に向けた3本柱を提示

金融庁は3日、仮想通貨交換業者等を対象とした「サイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」を公表。巧妙化するソーシャルエンジニアリングやサプライチェーン攻撃への対策として、業者の自助、業界の共助、当局の公助の「3本柱」を軸としたセキュリティ強化の道筋を示した。

仮想通貨ETFの解禁見通し

金融庁は2028年までに投資信託法の施行令を改正し、仮想通貨を特定資産に追加して国内での仮想通貨ETF(上場投資信託)を解禁する方針を示している。さらに2026年度の税制改正大綱において、一定の仮想通貨に対する課税を総合課税から一律20%の申告分離課税へ移行する措置が盛り込まれた。

こうした国内の制度整備と連動して、日本取引所グループ(JPX)の山道裕己最高経営責任者は30日、米メディア「ブルームバーグ」の取材に対してビットコインを含む仮想通貨ETFの上場を検討していると明らかにした。同氏は適切な規制と投資家保護の仕組みが整うことを前提に、早ければ来年中から2〜3年以内の実現を見込んでいる。

関連記事:日本取引所グループの山道CEO、ビットコインを含む仮想通貨ETFの上場検討を表明

JPXグループの山道裕己CEOがビットコインを含む仮想通貨ETFの上場を検討していると表明した。規制整備が進めば早ければ来年にも実現する可能性があり、2028年の本格解禁に向けてSBIや野村などが商品開発を進めている。

現在、米国の証券市場に上場するビットコインETFの残高は約1,000億ドル規模にまで拡大しており、機関投資家や年金基金による運用資産への組み入れが進んでいる。日本国内でもETFが解禁されれば既存の証券口座を通じた取引が可能となり、個人投資家だけでなく機関投資家の市場参入も大幅に促進される。

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