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米国でハイパーリキッド現物ETF取引開始、上場初日に好調な取引高を記録

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 21Sharesの「THYP」はステーキング利回り対応、信託報酬は0.3%に設定
  • 流通量の約9%が企業保有、時価総額1.6兆円規模の需給構造に注目

HYPE現物ETF「THYP」が上場

暗号資産(仮想通貨)ハイパーリキッド(HYPE)で米国初となる現物ETFは12日に上場し好調な取引高を記録した。このETFは、21シェアーズが運用するハイパーリキッドETF(THYP)である。

ブルームバーグETF(上場投資信託)アナリストのジェームズ・セイファート氏は次のように述べた。

THYPは初日の取引高180万ドル(約2.8億円)で終了した。非常に堅調な一日で、平均的なETFの上場よりは確実に良い結果だ。ただ極端に好調というほどではない。

なお、他のアルトコイン現物ETFの初日取引高については、昨年上場したXRP現物ETFが5,800万ドル、ソラナ現物ETFが5,700万ドルだった。

THYPは、仮想通貨HYPEのステーキングによる利回り獲得も可能だ。ステーキング報酬の70%はETFのファンドに分配される。手数料は0.3%で、カストディはアンカレッジ・デジタルバンクとビットゴー・バンク&トラストが行う。

セイファート氏は、次はビットワイズによるハイパーリキッド現物ETFのローンチが続くだろうとも予想している。ビットワイズは4月、ハイパーリキッド現物ETFの提案に関する第2次修正案を提出した。

また、グレースケールも今月11日、ハイパーリキッド現物ETFの修正申請書類を提出。ステーキング機能の追加を将来的に可能にする条項を盛り込んだ。

ステーキングとは

特定の仮想通貨を保有することで、その通貨のブロックチェーンネットワークを管理することに貢献し、対価として報酬を得る仕組み。厳密には、仮想通貨を保有するだけでなく、ネットワーク上に預け入れておく必要がある。銀行口座に法定通貨を貯金し、一定期間後に利子を受け取る仕組みに類似しているといえる。なお、ステーキングは、PoS(Proof of Stake)のコンセンサスアルゴリズムを採用している通貨で行うことができる。

関連記事:HYPEのDAT保有比率が流通量の約9%に、BTCやETHなどを上回る=レポート

ビットコイン・スイスの分析によると、HYPEのDAT保有比率が流通量の約9%に達し、BTC・ETH・SOL・BNBを上回る。ETF申請の進展も加わり、需給構造が注目される。

ハイパーリキッドは近年に急速な成長を遂げた同名の分散型取引所の独自トークンだ。ガバナンス投票やステーキングなどの用途があり、取引所の収益構造にも組み込まれている。

スイスを拠点とする仮想通貨金融機関ビットコイン・スイスが5日に発表したレポートによると、企業によるハイパーリキッド保有が加速している。デジタル資産トレジャリー(DAT)企業群が保有するHYPEが流通量の約9%に達しており、これはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)などを上回る率だ。

CoinMarketCapによると、ステーブルコインを除いた仮想通貨の時価総額ランキングでハイパーリキッドは現在10位。1.6兆円相当に達している。

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