WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Sun Sun House大木氏が語る古民家×DAOの可能性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「資金不足」から社会課題解決型DAOへ

古民家再生事業を進める中で「圧倒的な資金不足」という壁に直面したSun Sun House株式会社。その経験を起点に、日本の地域課題・社会課題の解決に向けた資金循環をWeb3.0で生み出す、支援型クラウドファンディングDAOプラットフォーム『ZIPANG.DAO』を立ち上げる。

参加者が「志のチケット(投票権)」を持ち、プロジェクトの意思決定に継続的に関わる仕組みを目指すという。WebX 2026でのプラチナスポンサー参画を控え、代表取締役の大木竜郎氏にその構想と展望を聞いた。

大木竜郎
大木 竜郎(おおき・たつろう)
ZIPANG.DAO(運営:Sun Sun House株式会社)|代表取締役
日本生命から保険代理店を経て独立。保険を軸にした法人財務に関わる中で、”節税”の先にある本質的な資産形成の重要性を確信し、企業のキャッシュを未来資産へ転換する財務設計を支援。現在はSun Sun House株式会社の代表取締役として古民家再生事業に取り組み、金融価値と文化価値を両立する資産循環モデルを構築している。2026年には、日本の地域課題・社会課題の解決を目指す参加・継続型クラウドファンディングDAOプラットフォーム『ZIPANG.DAO』を立ち上げ、Web3.0技術を活用した次世代の社会貢献モデルの確立に挑む。

WebX 2025の反響とDAOへの転換

昨年得られた主な手応えや、WebX 2025出展での来場者の反響についてお聞かせください。

昨年は、滋賀県長浜市などで進めてきた実体のある「古民家再生・不動産事業」をベースに出展しました。そのため、Web3に詳しくない層からも「ビジネスモデルが理解しやすく、価値が明確だ」というポジティブな反響をいただきました。実物資産(RWA)と地域文化を掛け合わせたアプローチには、既存産業や自治体関係者からも強い関心が寄せられました。

一方で、事業を展開する中で、日本の伝統文化の再生や空き家問題の解決における「圧倒的な資金不足」という大きな壁にぶつかりました。地方銀行の融資や政府の補助金・助成金だけに頼っていては、本質的な解決に向けた資金が循環しません。そこで、Web3.0の業界から新たな資金流入の道を模索する必要性を痛感し、DAOコミュニティの形成こそが不可欠だと確信しました。これがDAO事業へ大きく舵を切る最大の契機となりました。

Web3業界の見立てと自社の役割

来年のWeb3業界をどのように予測されていますか?その中で貴社はどのような役割を担っていきたいとお考えですか?

私たちは、Web3.0を単なるITのトレンドや投機的な対象とは捉えていません。それは「社会の課題に対して、価値を認める世界中の人々が、直接かつ継続的に支え合える仕組み」です。

しかし現実として、DAO(分散型自律組織)はまだ利用者が少なく、一般の方にとってはハードルの高いブロックチェーン技術です。私たちは、このDAOの仕組みを頭で理解するのではなく、「実際に体験しながら理解を深めていただくこと」が何よりも重要だと考えています。

そのために立ち上げるのが、支援型クラウドファンディングDAOプラットフォーム『ZIPANG.DAO』です。従来のような単発の支援ではなく、参加者一人ひとりが「志のチケット=DAO(投票権)」を手にし、実際のプロジェクトの意思決定に1票を投じる「継続支援の仕組み」を実践します。Web3.0の技術を誰もが日常で体験できる形に落とし込み、社会課題解決の新しい循環モデルを日本発で確立していくことが、私たちの果たすべき役割だと考えています。

今後1年間の注力領域

Web3関連事業において、今後1年間で注力する領域や新規プロジェクトについてお聞かせください。

今後1年間で最も注力するのは、支援型クラウドファンディングDAOプラットフォーム『ZIPANG.DAO』の立ち上げと、それを支えるコミュニティサロン『ZIPANG.LINE』の形成・拡大です。

『ZIPANG.DAO』が目指すビジョンは、「世界中から日本のファンである外国人を1億人集める」という壮大なグローバル構想です。日本には世界を魅了する文化やストーリーが眠っており、これらをプラットフォームから世界へ向けて発信していきます。

この経済圏を内側から支える存在として想定しているのが、「志のチケット」を持つ100万人規模の日本人コアメンバーです。国境を越えて、外国人ファンと日本のコアメンバーが『ZIPANG.LINE』でつながり、プロジェクトの成長や意思決定に参加し、日本の未来を共創していく。まずはこのWebX 2026を皮切りに、DAOプラットフォームの無料会員(=将来のコアメンバー)募集を本格的にスタートします。

WebX 2026参画の理由

WebX 2026の上位スポンサーとして参画を決めた理由と、イベントへの期待をお聞かせください。

言葉での解説ではなく、「志のチケット(投票権)」の価値をリアルに体験してもらう場をつくるために、今回WebX 2026のプラチナスポンサーへの参画を決めました。

私たちが実践する「志のチケット」は、単なるボランティアの証明書ではありません。裏付けとなるRWA(実物資産)のトークノミクスが整えば、日本全国に眠る古民家や空き家、地方資産という「モッタイナイ」資産の利用権が、私たちが構想する世界中のファンの需要と結びつき、大きな価値につながりうると考えています。

この”モッタイナイ”を「再考」し「最高」の価値へと転換する取り組みを、世界基準(グローバルスタンダード)へと押し上げる重要なターニングポイントにしたい。それが、このWebX 2026に期待していることです。

WebX 2026ブースの構想

WebX 2026でのブースなど出展内容について、現時点で構想されているコンセプトや新たな試みがあればお聞かせください。

今年のブースは、「黄金の国ジパングの祭りが始まる」をイメージした、エネルギッシュで没入感のある空間にしたいと考えています。

「夏祭り」は、地域の住民が自発的に集まり、世代を超えてコミュニティの絆と文化を維持・継承してきた、まさに日本古来の「DAO」の原風景です。そこに「黄金の国ジパング」というコンセプトを掛け合わせることで、眠っていた日本の地方資産や伝統文化が、Web3.0の力で再び輝きを取り戻す瞬間を表現します。

ブースでは、来場者の皆様がRWA(実物資産)の可能性やトークノミクスを体感できる雰囲気をつくります。その場で『ZIPANG.DAO』の無料会員になっていただき、コミュニティサロン『ZIPANG.LINE』の初期メンバーとしてお迎えしたいと考えています。社会課題の解決を、義務や悲壮感ではなく「祭り」のように人々が自発的に集まるものへと昇華させていきたいと思っています。

社会課題の解決を「祭り」へ

最後に、読者へ伝えたいメッセージをお聞かせください。

『ZIPANG.DAO』が目指すのは、社会の課題解決を義務や悲壮感で行うのではなく、「祭り」のように世界中の人々が熱狂し、自発的に集まってくるエンターテインメントへと昇華させることです。

RWAトークノミクスという冷徹なまでに強固な経済ロジックと、日本の未来を救うという熱い「志」が融合したとき、未だかつてない世界規模のムーブメントが生まれます。

世界1億人のファンを惹きつける『ZIPANG.DAO』の夜明け、そしてそれを率いる100万人の日本人コアメンバーの第一歩を、ぜひWebX 2026のSun Sun Houseブースで目撃し、あなたも未来の価値を手に入れる「志のチケット」をその手で掴み取ってください。会場で皆様とお会いできることを楽しみにしています。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/21 日曜日
12:00
Sun Sun House大木氏が語る古民家×DAOの可能性
今回、WebX2026でプラチナスポンサーのSun Sun House 代表取締役・大木竜郎氏が、古民家再生×DAOで日本の地方資産をグローバルな価値へ転換する取り組みと、WebX 2026への展望を語る。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(6/19)|米FOMCのタカ派シフト・BTC大口保有が過去最高・リップル投資の動向まとめ
今週は、米FOMCタカ派シフトによる仮想通貨相場下落、ビットコイン大口保有者の保有量の過去最高更新、リップルのアフリカ最大決済インフラへの戦略投資に関する記事が関心を集めた。
06/20 土曜日
13:45
イーサリアム財団の元メンバー、ETH開発の資金面のリスクを指摘
イーサリアム財団の元メンバーであるトレントン・ヴァン・エップス氏は、イーサリアム財団に関する自身の考えをXで共有。仮想通貨イーサリアムの開発の資金についてリスクを指摘した。
13:30
アニメ壁紙マルウェアに注意、仮想通貨も標的 Steamで数万回DL=カスペルスキー
カスペルスキーがSteamワークショップで発見したマルウェア入り壁紙について注意喚起した。情報窃盗マルウェアによるゲームアカウント乗っ取りなどが確認されている。
12:00
「AIは計算処理そのもの」Gonka共同創設者が描くWeb3の次なる使命
今回、WebXのプラチナスポンサーとしてブースを出展するGonka共同創設者にインタビューを実施。計算リソースのほぼ100%をAI処理へ振り向ける分散型コンピュートプロトコルの構想、GPUを集約するネットワークの可能性、日本市場への展望を聞いた。
11:35
全国ビジネス企業年金基金、通貨リスク分散目的で仮想通貨投資へ=報道
1200社が加入する全国ビジネス企業年金基金が2026年度内に仮想通貨投資を開始する方針を示した。大阪取引所もビットコイン現物ETF解禁に合わせ2028年の先物投入を検討中。
10:40
アルゴランドが耐量子暗号ロードマップを公開、2026年Q3に主要実装
アルゴランド財団が耐量子暗号の実装計画を公開した。2026年Q3にネイティブ量子耐性アカウントを導入し、同年末には量子耐性マルチシグ対応を目指す。
10:20
コインベースL2のBase、最新アップグレード「Beryl」メインネット実装へ
イーサリアムL2「Base」が第2回アップグレード「Beryl」を間もなくメインネットへ実装する。独自トークン規格「B20」の導入や「Reth V2」によるパフォーマンス向上などを含む。
08:25
米CFTC・SECが派生商品定義の見直しでパブコメ募集、CME提訴と同日
米CFTCとSECは18日、無期限先物やイベント契約を含む派生商品定義の明確化に向けた共同パブリックコメントを要請した。CMEグループが同日、カルシの無期限先物承認をめぐりCFTCを提訴しており、定義をめぐる法的・行政双方の争いが同時進行する形となった。
07:15
米チャールズ・シュワブが予測市場に参入、S&P500連動の二者択一型オプションを数カ月以内に提供へ
米大手証券のチャールズ・シュワブがCboeと組み、S&P500の値動きに連動する二者択一型オプション契約(予測イベント契約)を数カ月以内に提供する。WSJが報じた。
06:45
リップル『スウェル2026』、XRPLアペックスと初統合 10月ニューヨーク開催予定
リップルが年次イベント「Swell 2026」を10月27〜29日にニューヨークで開催すると発表した。開発者向けサミット「XRPL Apex」との初の統合開催で、1500人超の参加を見込む。
06:15
米フランクリン・テンプルトン、配当をビットコインへ再投資するETFをSEC申請
グローバル資産運用大手フランクリン・テンプルトンが米国株の配当をビットコインに自動再投資するインデックスETFをSECに申請した。初期配分は株式95%・ビットコイン5%で、発効は9月1日ごろの見通し。
05:50
米クラリティー法案、7月4日休会前の上院採決に3つの壁
米国の仮想通貨構造法案「クラリティー法」が上院の本会議採決に向けて審議を続けている。60票の閾値、委員会間のテキスト統合、倫理条項をめぐる対立という3つの課題が残る。
05:00
中東産油国オマーン、強制参加型ビットコインマイニングプールを開設
中東国家オマーン情報通信技術省が国家公認の仮想通貨マイニングプール「オマンハッシュ」を開設。国内のライセンス取得済みマイナーに参加を義務付け、初期フェーズで約10EH/sの集約を見込む。
06/19 金曜日
18:10
米国株連動トークンを担保に使えるperp DEX「Nado」の仕組み
Krakenの出身メンバーが開発したperp DEX「Nado」の仕組みを解説。米国株価格連動トークン(xStocks)を担保にしたまま無期限先物ポジションを取れる統合マージン設計の特徴とリスクをまとめました。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧