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コインベースL2のBase、最新アップグレード「Beryl」メインネット実装へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ネイティブトークン規格B20をBaseに初導入
  • ETH出金待機が7日間から5日間に短縮へ

「Beryl」まもなくメインネット実装へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが支援するイーサリアム(ETH)L2チェーン「Base(ベース)」は19日、2回目のネットワークアップグレード「Beryl」が6月25日にメインネットで実装されると発表した。

Berylでは、Baseのノードソフトウェア内でステーブルコインやその他の資産を直接発行するためのネイティブトークン規格B20が導入される。また、イーサリアムへ出金する際の標準的な時間がほとんどのブリッジングプロバイダーが利用する経路で7日間から5日間に短縮される見込みだ。

独自トークン規格B20導入

B20は、イーサリアムのERC-20規格を使用しており、ウォレット、取引所、オンチェーンプロトコルなど、ERC-20上に構築された既存のすべてのシステムとの相互運用性を実現している。

一方で、従来のスマートコントラクトとは異なり、B20はプリコンパイル済み(ソースコードを、コンピュータが実行・処理しやすい状態に変換しておくこと)のコントラクトだ。

そのロジックはプログラミング言語「Rust」で記述され、オンチェーンEVM(イーサリアム仮想マシン)バイトコードではなくノードソフトウェア内で直接実行される。一般的に、こうした仕組みからは高速性や効率性が期待される。

B20により、発行者はステーブルコイン、現実資産(RWA)、オンチェーンネイティブトークンなど、あらゆる種類のトークンを展開することが可能だ。また、高品質な新規資産を円滑に発行できるようにするため、コンプライアンス要件に対応するチーム向けに設計されたツールキットも用意されている。

このツールキットは、役割ごとのアクセス設定、ミント(鋳造)、バーン(焼却)機能、供給上限設定オプション、送金ポリシー、規制対象の発行者向けに構築された凍結・押収メカニズムなどを網羅したものだ。

ローンチ時には、汎用資産バージョンと、ステーブルコインバージョンの2種類から選べる。ステーブルコインのバージョンでは、トークン数量を小数点以下6桁まで表現可能で、発行者が通貨コードを決められる。

また、このツールキットはBaseとSpearbitによる監査済みコードに基づいて構築されており、将来的には発行者がイーサリアムではなく独自B20トークンでガス料金(取引手数料)を支払えるようにするアップデートも予定しているところだ。

関連記事:コインベースL2のBase、AIエージェント接続機能をローンチ ユニスワップなどに対応

仮想通貨取引所コインベース支援のイーサリアムL2のBaseは、Base MCPをローンチ。これはBaseのアカウントと、そのアカウント保有者のAIエージェントを接続するためのプロダクトである。

クライアント「Reth V2」導入でパフォーマンス向上

Berylアップグレードでは、Base唯一のクライアントとして利用されてきた「Reth」の最新バージョンである「Reth V2」を導入する。

これはノードのディスク使用量を大幅に削減し、スケーリング(規模拡張)のための余裕を生み出す。また、ノードのパフォーマンスも向上させ、Baseの開発者により多くのブロック領域を提供できるようになる見込みだ。

Baseは5月末に、最初のネットワークアップグレード「Azul」をメインネットに実装していた。それからわずか約4週間後に2回目のアップグレード「Beryl」を実装しようとしている。

「Azul」では、開発フレームワークを「OP Stack」から独自の「Base Stack」に移行させた。これは、監査性とセキュリティを向上させるシンプルなプロトコルと、セキュリティ、ユーザーエクスペリエンス、資本効率を向上させるマルチプルーフシステムだ。

関連記事:コインベースL2のBase、Azulアップグレードをメインネットで実施 処理速度や安全性が向上

仮想通貨取引所コインベース支援のイーサリアムL2のBaseは、アップグレードBase Azulをメインネットで実行したことを発表。処理速度や安全性が向上した。

Berylはこの基盤の上に、プロトコルのセキュリティとスケーラビリティを強化し、初のカスタムプリコンパイル版をリリースしたものとなる。

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