- 欠航数に関する賭けを不正に提供したと主張
- 航空の安全性を脅かす可能性も指摘
予測市場カルシを提訴
航空便のデータプラットフォームを運営するフライトアウェア(FlightAware)は10日、対象の賭け市場に対する差し止めと損害賠償を求め、予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)を提訴した。
訴状では、フライトアウェアのデータを予測市場やギャンブルなどにおいて商業目的で使用しないという法的拘束力のあるルールが存在していたが、フライトアウェアのデータによって検証される欠航数の賭け市場をカルシが提供したことなどを問題視している。
公式サイトによるとフライトアウェアは2005年に創設された企業。世界の航空の全分野につながりを持ち、1万超の航空機の運航責任者とサービスプロバイダーや、1,300万超の乗客に対し、グローバルなフライト追跡ソリューション、予測技術、分析、意思決定ツールを提供している。
訴状でフライトアウェアは、カルシは2026年7月14日に予測市場を商用航空に拡大したと指摘。国や空港における欠航数に関する賭けを行えるようにしたと述べ、この賭けは乗客や航空会社に悪影響を及ぼしたり、安全性を脅かしたりする可能性があると主張した。
他にも同社は、カルシが賭けのウェブページに、フライトアウェアが登録している商標を表示して賭け契約の決済に関連づけたことも問題視。また、フライトアウェアは、カルシが不正にデータや商標を利用したことによって、ユーザーはフライトアウェアが対象の賭けに関与していると思うようになったとも指摘した。
そして、こういった行動をやめるように要求したにもかかわらず、カルシがやめなかったとも主張。他にも、カルシで商用航空の賭け市場があることやフライトアウェアのデータと商標が使用されていることは、記者からコメントを求められて初めて知ったとも説明している。
その上で訴訟の目的は、公共の安全に悪影響を及ぼす前に、カルシの違法行為を止めることだと述べた。
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ゲンスラー前SEC・CFTC委員長が6月11日、予測市場プラットフォームのカルシを相手取ったオハイオ州側の主張を支持する法廷意見書を控訴裁判所に提出した。ドッド・フランク法はスポーツ賭博を米CFTC管轄とする根拠を与えておらず、各州の規制が有効と訴えている。
カルシなどの予測市場を巡っては、普及が急拡大しており、これまでも規制や監督に関する問題が多く指摘されている。
例えば今月には、複数の米民主党議員が、ポリマーケット(Polymarket)が扱うカリフォルニア州の山火事に関する賭けの禁止を求め、米商品先物取引委員会(CFTC)の委員長に書簡を送付したことが報じられた。
カリフォルニア州の山火事を対象としたポリマーケットの予測市場を巡り、米上院議員が放火誘発のリスクを指摘、CFTCに禁止を要求した。2025年の火災時には約120万ドルが賭けられていた。



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