- パブリック・ダイレクトリスティングでNasdaq Global Marketに上場
- SBI証券・楽天証券など国内5社からも取引が可能
ナスダックで取引開始
フィンテック決済持株会社のADVASA Holdingsは25日、Nasdaq Global Marketで普通株式の取引が開始されたことを発表した。ティッカーは「ADBT」で、公募を伴わない直接上場(パブリック・ダイレクトリスティング)方式を採った。
直接上場は、新株を発行せず既存株主の保有株をそのまま市場で売買できるようにする上場手法だ。引受証券会社が公開価格を決める通常のIPOと違い、発行体は上場時に資金を調達しない。
上場初値は市場の需給だけで決まるため、引受手数料などのコストを抑えられる一方、需給が偏った場合は、株価の振れが大きくなりやすい。
取引開始は当初18日を見込んでいたが、株式の電子的な受け渡しに関する事務手続きの完了を待ち、25日に変更された。引受を伴わないため、初値は買い注文と売り注文を突き合わせるオープニングオークションで決まる見込み。
関連記事:Advasa Holdings, Inc.、Nasdaq Global Marketにおける普通株式の取引を2026年8月25日に開始
Advasa Holdingsがナスダック上場承認を発表。普通株式は8月25日(米国東部時間)、ティッカー「ADBT」でNasdaq Global Marketでの取引を開始予定。国内はSBI・楽天等で取引可能。
EWA基盤「FUKUPE」の海外展開
日本の事業子会社ADVASA Co., Ltd.は、給与前払い(EWA)プラットフォーム「FUKUPE」を運営する。EWAは、従業員が働いた分の給与を給料日を待たずに随時受け取れる仕組み。人事・給与システムや銀行振込、電子ウォレットと連携し、勤怠データから受け取り可能額を算出する。
グレイディ・ライザー最高経営責任者(CEO)は上場承認時、「ナスダックへの上場は、ミッションを世界規模で加速させるために必要な信頼と資本市場へのアクセスをもたらす」と述べた。金融包摂へのニーズが高まるインドネシアやアラブ首長国連邦(UAE)などの市場への展開を計画する。
国内5社が取扱いへ
日本国内ではウィブル証券、SBI証券、マネックス証券、moomoo証券、楽天証券の5社を通じて同社株式の取引が可能になる予定。取引時間や取扱条件、手数料体系は証券会社ごとに異なるため、各社への確認が推奨される。
本上場は、2026年8月11日に米国証券取引委員会(SEC)で効力が発生したForm S-1登録届出書に基づく目論見書のみに基づいて行われた。
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