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上場ビットコインマイナー3社が8月の採掘実績を報告、明暗分かれる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ビットフフ、クリーンスパークは回復・小幅増加
  • カナーンは減産、ETH全売却

ナスダック上場3社の業績報告

米ナスダック上場のビットコイン(BTC)マイニング事業者3社が、2026年8月の採掘実績を相次いで発表した。ビットフフ(BitFuFu)とクリーンスパーク(CleanSpark)は7月からの回復・小幅増加を記録した一方、カナーン(Canaan)は3か月連続の減産となっている。

まず、ビットフフは6月から7月にかけて採掘量が減少していたが、8月は回復した。8月の採掘量は174 BTCで、7月の112 BTCから55%以上増加した格好だ。これはマイニング能力の大幅な拡大によるものである。

6月と7月に確保した設備が稼働を開始したことで、管理下の総ハッシュレート(計算能力)は前月比45.1%増の20.6 EH/s(エクサハッシュ/秒)に急増した。なお、エクサハッシュ/秒は、1秒間に100京回の計算を行う能力のことだ。

同社のクラウドマイニング部門はさらに大きく回復しており、ビットコイン採掘量は7月の40 BTCから86 BTCへと倍以上になっている。自社マイニングによる採掘量は72 BTCから22%増加して88 BTCとなった。

同社のビットコイン保有量は1,314 BTCから1,373 BTCへと増加。これにより、上場企業の中で39番目に大きなビットコイン保有企業となった格好だ。

クリーンスパークの採掘量は安定

クリーンスパークの採掘量は横ばいである。平均稼働ハッシュレートが38.3 EH/sへとわずかに低下したが、採掘量は約1%増の593 BTCとなった。ビットコイン保有量は、7月末時点の13,931 BTCから13,703 BTCへと減少。現在、上場企業の中で9番目にビットコインを多く保有する企業となっている。

なお、ビットコインが減少した背景は、現物(スポット)市場での77 BTCの売却の他、コールオプション行使で500 BTC、およびベーシス取引(現物価格と先物価格の差から利益を狙う手法)で244 BTCを売却したことだ。

クリーンスパークは、データセンターリース事業の開発も進めている。7月には米ジョージア州サンダースビルの敷地で、世界的なテクノロジー企業を顧客とした20年間のインフラ賃貸契約(5年間の延長オプション2回分を含む)を締結している。

初期20年間の予想契約額は66億ドル(約1兆円)に上る。同社は8日、この施設の建設が継続中だと報告した。また、テキサス州拠点全体の885メガワットの電力容量を対象とする、ERCOT(テキサス州電気信頼性評議会)による審査手続きも進捗している。

関連記事:クリーンスパーク26年4-6月期決算、売上高30%減 BTC評価損で純損失

仮想通貨採掘企業クリーンスパークが2026年4-6月期決算を発表。売上高は前年比30.5%減少した。一方で大手テック企業から約1兆円のデータセンター契約を獲得している。

カナーンは3か月連続減産 イーサリアム売却

一方、カナーンの採掘量は3か月連続の減少となった。8月のビットコイン生産量は44 BTCで、7月の46 BTC、6月の64 BTCから下落している。同社は理由を明示していないが、エチオピア拠点での採掘を一時停止しており、これが影響した可能性もある。

カナーンは8月に、保有している暗号資産(仮想通貨)ポートフォリオの構成を見直した。保有していたイーサリアム(ETH)を全量(3,952 ETH)売却している。また、ビットコインも54 BTC売却した。

売却価格はイーサリアムが平均約2,400ドル、ビットコインが平均約79,000ドルで、これにより約1,390万ドルの現金を調達。このうち540万ドルをナスダックで流通する自社の米国預託株式(ADS)1,360万株の買い戻しに充てている。年初来のADS買い戻し総数は約1,640万株となった。

関連記事:ビットコイン、ATH未更新365日に接近 更新ペース加速の可能性=アナリスト

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