- 海外大手クラーケン展開のペイワードアジア、JVCEA第二種会員に加盟
- JVCEAは、新たにペイワードアジアの加盟を発表した。同グループは、海外大手仮想通貨取引所「クラーケン」を展開しており、一時撤退した日本市場への関心の高さを示唆している。
- JVCEAとは
- 日本仮想通貨交換業協会の略称。金融庁による仮想通貨交換業の登録を受けた事業者で、全16社が正会員となっている自主規制団体のこと。
海外大手クラーケン展開のペイワードアジア、JVCEA第二種会員に加盟
Payward(ペイワード)グループは2011年設立、米国西海岸発の金融xITサービスで、デジタル資産事業(仮想通貨取引所等)を世界200ヶ国以上に展開する「クラーケン」は、2014年にはユーロ建てビットコイン取引高で世界1位、現在でも欧州地域で最もシェアが高く、米国とアジアが強化中の地域だ。
公式サイトの情報によれば、Payward Asia株式会社は、日本(東京都千代田区)の現地法人で、日本及びAPAC地域全体のハブ拠点としている。
日本市場から一時撤退するも、再上陸か
2014年10月30日にBTC/JPYの取引を開始した老舗取引所の「クラーケン」は2018年4月、同年6月中旬までに日本での売買取引を終了することを発表。ハッキング事件に端を発した立入検査に関わる、金融庁による規制(締め付け)強化などの影響で、日本市場からの撤退を余儀なくされていた経緯がある。
仮想通貨取引においては、IT・サイバーセキュリティにおける事件が世間を騒がせる中、各種調査機関から”最も安全性の高い事業者”との評価を受けるクラーケンの動きが明らかになったことで、バイナンスなど日本市場を撤退した他の海外取引所の動きも注目される。
世界200ヶ国以上に展開する同取引所は、20銘柄を取り扱い取引ペアは70種類以上に及ぶほか、顧客数400万人以上、取引高1400億ドル(15.6)兆円を超える、世界有数の仮想通貨交換業者だ。
なお、先物を提供するCrypto Facilitiesは今年2月、仮想通貨取引所クラーケンに買収された影響で、1ヶ月で10億ドル(約1119億円)相当の取引量を記録したことが判明している。
アルトコインに関する先物取引の出来高増加や需要も明らかになり、地合い悪化による出来高減少が危惧される中で、出来高の増加率を指摘されたライトコインの上昇ファンダにも繋がるなど、存在感を見せている。
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