CoinPostで今最も読まれています

ゲーム実況配信サービスTwitchで、ビットコインなど仮想通貨4種の投げ銭が可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Twitchで仮想通貨の投げ銭
世界有数のゲーム実況配信プラットフォーム「Twitch」などと互換性を持つStreamlabsが、米最大手取引所Coinbaseと提携し、BTC、BCH、ETH、LTCでの”投げ銭(寄付)制度”を導入することを発表した。
Coinbaseとは
米最大手の取引所であり、企業価値が10億ドル(約1100億円)を超えるユニコーン企業。 仮想通貨口座などの利用者数は、2,000万人にのぼるとされる。三菱UFGフィナンシャル・グループが10億円を出資しており、日本市場への参入を表明したことが報じられた。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Twitchで仮想通貨の投げ銭が可能に

世界最大のゲーム実況配信プラットフォーム「Twitch」などと互換性を持ち、動画配信ツールを提供する「Streamlabs OBS」は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)という4種類の仮想通貨での投げ銭(応援する配信者に対し、オンライン上で寄付を行う行為)を受け入れることを発表しました。

現時点での取扱通貨は4種類ですが、開発チームは今後、対応する仮想通貨をさらに追加していくことを示唆しています。

Twitchは、総合配信サイト「Justin.tv」として創業され、2011年にコンピュータゲーム実況配信に特化したサイトとして派生しました。

2014年8月には、世界的大企業であるAmazonが、約1,000億円でTwitchを買収して話題になりました。

同サイトは2017年12月時点で、デイリーアクティブユーザー1,500万人に達し、アクセス解析サイトAlexaによると、Twitchは世界33位、アメリカ12位にランクインするなど、世界有数のプラットフォームとして知られています。

Streamlabsは、Twitch、Youtube、Mixer、Facebook liveなどの実況配信をより快適に行うためのツールを提供するサービスです。

2018年1月に新配信ソフトウェアであるStreamlabs OBSのベータ版を公開しており、Twitch実況配信全体の15%がそのソフトウェアを使用して配信されています。

そして、Streamlabsによって支払われた、2018年第一四半期の投げ銭合計額は、3400万ドル(約37億円)であると公式サイトに記述されました。

なお、動画配信プラットフォームとして日本でも人気の高いYouTubeでは、気に入った配信者にお金を送ることができる「Super Chat」という投げ銭サービスがあり、ユーザーに親しまれています。

米最大手Coinbaseとの提携

Streamlabsは、2012年に創業された米サンフランシスコの大手仮想通貨取引所「Coinbase」と提携し、仮想通貨を使用した「投げ銭システム」を提供することを発表しています。

仮想通貨での「投げ銭」を行うためには、Coinbaseアカウントとの連携を行う必要があり、必然的にCoinbaseアカウントが必要になってきます。

Steamlabsは、投げ銭手数料を徴収しないことを明らかにしていますが、投げ銭を行う仮想通貨によっては「ネットワーク手数料」が発生する可能性があることを示唆しました。ただしCoinbaseにて、受け取った投げ銭を換金する際には、手数料がかかると記述されています。

Streamlabsは、法定通貨を使用した既存の投げ銭システム「Donate(寄付)」で、2017年に1億ドル(約109億円)が行われており、2016年に行われた投げ銭総額から約25%上昇しています。

さらに、2017年第四四半期から、2018年第一四半期にかけて、総投げ銭額は約33%上昇していることから、非常に成長率の高いプラットフォームであると言えるでしょう。

多大な影響力を持つ実況者たちが、仮想通貨での投げ銭を取り入れていくことで、仮想通貨がさらなる広がりを見せるのではないでしょうか。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア