CoinPostで今最も読まれています

米国歳入庁:五カ国で連携し、仮想通貨関連犯罪の税金対策タスクフォース立ち上げへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国歳入庁が五か国で仮想通貨関連犯罪税金対策組織を立ち上げ
米国歳入庁(以下IRS)が米国と四か国が協力しグローバル合同税金執行参謀本部(以下J5)を立ち上げ、仮想通貨とサイバー犯罪がもたらす税務管理に対する脅威を取り除くことも目標の一つ。
OECD(経済協力開発機構)とは
日本、北米、欧州など先進国の国々によって、国際経済全般について協議することを目的とした国際機関のこと。 三大目的として、1)経済成長 2)貿易自由化 3)途上国支援 に貢献することを掲げている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

J5

IRSのプレスリリース によれば、J5は、①オーストラリア犯罪情報委員会と税務署、②カナダ歳入庁、③オランダ財政情報調査庁、④英国歳入税関庁、⑤米国歳入庁という5つの国別の政府機関で成り立ちます。

J5組織を結成するきっかけとして、OECD(経済協力開発機構)がメンバー国へ税金犯罪を可能とする要因を取り除く行動を喚起したことをもとに、オフショア構造と金融手段を利用し行われる税金犯罪やマネーロンダリングが国内外の経済体制にとっても致命的であるが故に、国際間における税金犯罪を取り締まるための執行コラボレーションであります。

更に、J5は国際的協力をもとに、「仮想通貨とサイバー犯罪」が生じさせる、膨らみつつある税務管理に対する脅威を排除することも対象となります。

出典:IRS

今回仮想通貨に関して書かれているのは、上記の一部となります。

J5各メンバー国にて国際間の税金犯罪・サイバー犯罪・マネーロンダリングへの対策は以下の内容です。

  • ① 情報収集のために共用する戦略を編み出す
  • ② 共同捜査と活動破壊を行うために戦略と手引きを舵取りする
  • ③ 有効なコミュニケーションに協力して取り組む

今年3月のOECDの動きと今後の発展

今年3月、OECDは仮想通貨や分散型台帳技術などの「新しい技術に対して課税が与える影響」に関して、税効果を調べる実用的なツール開発分野などで協力関係の構築を求めていることが明らかになり、更にブロックチェーンの優位性をもたらす利益を認識する一方、現時点では課税額の算出が曖昧なため、統一規格の枠組み(グローバル・スタンダード)を制定しようとしています。

新たなJ5組織を皮切りに、より広範囲・多国に渡る仮想通貨における税金関連金融犯罪対策や統一税務にも国際的協力がこれからも見られるでしょう。

コインポスト関連記事

OECD:2020年までに仮想通貨税制の国際標準ルール制定へ
OECD(経済協力開発機構)は、仮想通貨に対して、国際的に標準化された税金の枠組み(グローバル・スタンダード)の必要性を提起。2020年までの施行を目指すとしています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。
05:50
SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず
その一方、裁判官は、コインベースが顧客が仮想通貨ウォレットアプリを利用できるようにしたときに、無登録ブローカーとして運営していたというSECの主張を取り下げることを決定した。
03/27 水曜日
17:25
Slash Payment、独自トークンのエアドロップ対象条件を発表
暗号資産(仮想通貨)決済サービスSlash PaaymentのエコシステムトークンSVLについて、エアドロップの参加条件が明かされた。分散型決済エコシステムの利益が、ステーキング参加者に還元。スナップショットまでに割り当てを増やすことも可能だ。
17:00
ビットコインなど仮想通貨投資の始め方|初心者が注意すべきリスクとおすすめ戦略
ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)投資の初心者向けスタートガイドを解説。基本戦略や知識、特に注意すべきリスクやセキュリティ対策を紹介し、「何歳から始められる?」のか、取引所ごとの年齢制限一覧も提供。
16:04
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始
KDDIが展開する「αU market」で、『PHANTOM GALAXIES』の限定版NFT販売を開始。アニモカブランズが支援するブロックチェーンゲームとの連携施策の第一弾。暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」を接続して購入できる。
14:23
21Shares「半減期前のビットコインは、過去の歴史とは異なるダイナミクスを経験している」
スイスを拠点にする資産運用企業21Sharesは、仮想通貨ビットコインの半減期が市場に及ぼす影響について分析したレポートを発表。ビットコインは現在、過去3回の半減期とは、「異なる市場ダイナミクスを経験している」と指摘した。
12:23
ビットコイン7万ドル台で堅調推移、コインベース・プレミアムは強気から中立に
暗号資産(仮想通貨)市場では、半減期前のビットコインは過去最高値に迫る7万ドル台まで反発して堅調推移を辿る。米国の機関投資家動向を示すコインベース・プレミアムは強気から中立に転じた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
重要指標
一覧
新着指標
一覧