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トランプ一族WLFI関連企業AIファイナンシャル、中核事業売却で交渉中=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • トランプ一族企業WLFIと強い結びつき
  • 最大1,500万ドルの売却交渉

決済事業売却でPerpetuals.comと交渉

AIファイナンシャル(旧称:ALT5シグマ)は、同社の中核である決済事業を、東京を拠点とするナスダック上場ブロックチェーン企業Perpetuals.comに最大1,500万ドル(約24億円)で売却する交渉を進めている。ウォールストリートジャーナルが8日に報じた。

取引条件はまだ確定しておらず、取引が成立しない可能性もあると伝えられる。

AIファイナンシャルは、ナスダック上場のフィンテック企業で、昨年8月にドナルド・トランプ一族関連企業ワールド・リバティ・ファイナンシャルが提供するWLFIトークンを蓄積するデジタル資産トレジャリー(DAT)戦略を発表していた。

ワールド・リバティ・ファイナンシャルは自社トークンを対価にAIファイナンシャルの多数株式を取得。その後AIファイナンシャルは投資家向け私募で約7億5,000万ドルを調達し、WLFIトークンの追加購入に充てた。

また、AIファイナンシャルの会長であるザック・ウィトコフ氏が、WLFIのCEO兼共同創業者でもあるなど、WLFIがAIファイナンシャルの経営に強い影響力を持っていることがうかがえる。

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AIフィナンシャルは、WLFIのドル建てステーブルコイン「USD1」を活用して国際決済事業を拡大する計画の中核を担う企業としても位置づけられていたが、これは事実上頓挫したことになる。

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5月に存続危機を表明

今年4月に、AIファイナンシャルはALT5シグマから社名を変更し、自動決済のための金融プラットフォームを目指すと発表。その後5月には、WLFI保有資産の価値下落による四半期損失2億7,100万ドル(約440億円)と、3,900万ドル(約63億円)の負債を理由にして、企業継続の前提に関する重大な疑義を表明していた。

2026年第1四半期(1~3月期)の報告書によると、同社は3月末時点で、約70億枚のWLFIトークンを保有。市場における公正価値は約7億636万ドル(約1,150億円)とされたが、保有WLFIトークンの大部分がロックアップ期間内であり、すぐに現金化することはできない状況だった。ただし6月にはロックアップの一部解除が進み、同社は経営上の懸念が緩和されたと述べている。

Perpetuals.comは7日、今回の件について公式声明を発表。同社のマシュー・ニコレッティ最高戦略責任者は、次のようにコメントしている。

当社は、AIファイナンシャルの収益性の高い子会社である「ALT5シグマ・カナダ」の買収可能性を探るため、拘束力のない基本条件書に署名した。

現在、デューデリジェンスを実施中である。この買収が当社の成長をさらに促進し、製品ロードマップを補完する可能性について検討しているが、現時点ではいかなる決定も下されていない。

ALT5シグマ・カナダは、機関投資家向けのデジタル資産OTC取引プラットフォームや、加盟店向けの仮想通貨決済サービスを提供している企業だ。昨年度は2,500万ドル(約41億円)の収益を上げていた。この取引がもし仮に実現すれば、AIファイナンシャルは唯一の収益源である事業を手放すことになる。

なお、Perpetuals.comは、米欧亜で事業を展開するAI駆動の取引プラットフォーム運営会社で、独自AIを用いた取引サービスなどを手がけている。

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