- 顧客がウェブページやAPIに課金できる機能
- ローンチ時はステーブルコインを決済に活用
ステーブルコインを活用
インターネットのサービスを提供するクラウドフレア(Cloudflare)が、同社の顧客に対し、新機能「Monetization Gateway」の利用者を募集している。
この機能は、主にAI(人工知能)エージェントの普及に備えて、インターネット上のビジネスモデルの変革を目指すもの。オープン決済プロトコル「x402」を使い、最初にステーブルコインを決済に活用する。
AIエージェントとは
AIの技術を活用して、人間や別のシステムに代わって自律的にタスクを実行してくれるシステムやプログラムのこと。
クラウドフレアとは、より良いインターネットを構築することをミッションにしている企業の名称であり、ネットワークの名前でもある。クラウドフレアのサービスは、ウェブサイトやサービスのセキュリティとパフォーマンスを向上させるために、企業などに広く使用されている。
Monetization Gatewayをクラウドフレアが発表したのは今月の1日。本記事執筆時点でも、公式サイトのリンクから利用を申請することができる。
関連記事:米クラウドサービス大手Cloudflare、ドル建てステーブルコイン発行を計画
米上場のウェブサイト高速化サービス大手のクラウドフレアがNETドル・ステーブルコインの発行計画を発表した。自動取引とAIエージェント向けの機能を重視した設計となる。
機能の概要
Monetization Gatewayを提供する背景にあるのは、AIエージェントの発展や普及だ。
これまでインターネット上のサービスは人間を対象にして、広告やサブスクリプション、eコマース(電子商取引)を介して収益化してきたが、AIエージェントは広告を見ないなどの理由から、人間とは異なるビジネスモデルが必要になる。
クラウドフレアは、AIエージェントが主要なインターネットユーザーになるにつれて、これまでのビジネスモデルが通用しなくなると指摘した。
Monetization Gatewayは、クラウドフレアの顧客がウェブページやデータセット、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)などに対して料金を請求できるようにするための機能。この機能は、利用に基づいた請求を実現することが目的だ。
ローンチ時にはステーブルコインを決済に活用。クラウドフレアは、OUSDやUSDCのようなステーブルコインには少額決済を行いやすくしたり、手数料を安価にしたり、決済を速く実施したりできるメリットがあると説明している。
関連記事:グーグルやマイクロソフトなど大手テック企業、AIエージェント決済標準「x402財団」の設立メンバーに参加
グーグル・マイクロソフトら大手テック企業が参加する「x402財団」がリナックス財団傘下で発足。AIエージェントによる自律決済の標準化を目指すオープンプロトコルの推進体制が整備された。
なお、x402は暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが2025年5月に発表したプロトコルである。x402を巡っては今年4月、リナックス財団傘下の組織としてx402財団が正式に発足。x402財団はもともと、クラウドフレアとコインベースが創設した組織である。
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