CoinPostで今最も読まれています

恵まれない子供たちを救う:有名歌手マドンナが運営する非営利団体とリップル社が提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マドンナのプロジェクトとリップル
マドンナ氏がアフリカ・マラウイ共和国の子供たちを支援する新プロジェクトを発足。Ripple社との提携も明らかにされ、寄付金は「Raising Malawi基金」が運営する児童養護施設「Home of Hope」に直接献金される。

マドンナのプロジェクトとリップル

アメリカの伝説的歌手で「ポップスの女王」とも呼ばれたマドンナ氏が、自身の誕生日(8月16日)を記念して、7月30日に、Facebookおよびリップル社と提携し、1ヶ月間に渡って「アフリカ・マラウイ共和国」の子供たちのために寄付金を募るプロジェクトを行うことを発表しました。

同氏は、女性の権利向上のみならず、あらゆる差別や人権のために闘う女性としても知られており、アフリカの支援

そのプロジェクトは、7月30日から8月31日にかけて行われ、集められた寄付金は、マドンナ氏と「アイスエイジ」などを手掛けたアメリカの脚本家Michael Berg氏によって、2006年に設立された非営利団体「Raising Malawi」基金を通して、アフリカのマラウイ共和国の支援に当てられます。

マラウイ共和国は、世界で最も貧困とされる国の一つであり、国際通貨基金によると人口の50%以上が生活必需品を購入することができる最低給与水準を示す、「貧困線」を下回っているとされています。さらに、同国の100万人もの子供たちが、両親または、片親をHIV(エイズ)などの感染症により失っています。

今回のプロジェクトに対し、マドンナ氏は、以下のようなコメントを出しています。

私は、恵まれない子供たちに愛のある家庭環境を提供することに対して、揺るぎない責任感を抱いている。私の誕生日には、この美しい国と世界中のファミリーを繋げることで助けを求めている子供に手を差し伸べることができるのは、最良のプレゼントだ。

この寄付によって集められた全てのお金は、食事や学校、制服、医療に直接使用される。友達、ファンの皆さん、サポーターの人々と一丸となってマラウイ共和国の子供の生活を向上させることで、子供たち自身が「大切にされ、愛され、保護されている」ことを感じて欲しいと思っている。

そしてリップル社は、その影響を倍増させることを可能にしている。

さらに、リップル社も今回のプロジェクトへの参画に対し、以下のようなコメントを公式ウェブサイトで公開しました。

リップル社とそのエグゼクティブチームは、国際コミュニティと周縁化された人々の間にある敷居を無くすことを重要視している。

金融への参画のための教育や、基本的な福祉サービスへのアクセス、教育の向上、初等教育の支援、環境リテラシーの向上、保全などを促進するプログラムの提供に焦点を当てている。そして、今回のRaising Malawiへの寄付もこの哲学を象徴する取り組みの一つである。

7月30日に開始されたこの取り組みは、マドンナ氏が管理するFacebookページ「Raise Malawi in Honor of Madonna’s Birthday!」というページで寄付を募っており、誰でも気軽に寄付を行うことができます。

8月1日時点で、わずか2日間で537人の支援者から、26,476ドル(約296万円)が寄付されており、すでに当初の目標額である60,000ドル(約670万円)の半分近くの額に達しています。

リップル社は、過去にも発展途上国の銀行口座を所有していない貧困層でも決済を可能にするプラットフォーム提供を行うため、ビル・ゲイツ財団との提携も発表しています。

同社は、今回のマドンナ氏の非営利団体との提携も含め、世界的に有名な人々と着々と提携し、世界的経済格差という問題の解決に取り組んでいることから、今後の動向も注目されています。

CoinPostの関連記事

南アフリカ共和国の人口の半数が仮想通貨への投資を支持
南アフリカの大手ウェブサイトが4月に行った調査によると、今までに仮想通貨を購入したことのない国民のうちおよそ50%が、2018年中に仮想通貨への投資を考えているとのことです。
アフリカの若手投資家が受ける”ビットコインの恩恵”
アフリカでは、口座開設自体の敷居が高くある中、スマホなどインターネットさえあれば売買可能で、金融システムにアクセスできるビットコイン(BTC)は重宝される。その一端を担うのは、PaxfulのようなP2Pの仮想通貨取引所だ。

Nuamfolio / Shutterstock.com

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア