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マウントゴックス、債権者が弁済情報を登録する新機能をリリース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

弁済情報登録機能をリリース

2014年に経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所マウントゴックス(Mt.Gox)は6日、債権者が「弁済方法の選択」と「弁済先情報の登録」を行うための機能をリリースしたことを公表した。

弁済の受領を希望する債権者は2023年1月10日までに、この手続きを済ませる必要がある。今回のリリースに合わせてマウントゴックスは、「銀行送金による弁済」、「資金移動業者の送金による弁済」、「仮想通貨取引所またはカストディアンの選択」に関する説明資料等も配布。このまま弁済手続きが進めば、2011年の仮想通貨流出から経営破綻を経て、債権者は約10年越しに補償が受けられることになる。

マウントゴックスの弁済手続きには、債権者がログインできる「再生債権届出システム」を使用。このシステムにログインしないと今回の手続きを行うことができない。弁済方法の選択および弁済先情報の登録を全て完了しない場合、以下の弁済を受けることができないため、債権者は注意が必要だ。

  • 早期一括弁済
  • 仮想通貨再生債権の一部に対する仮想通貨での弁済
  • 銀行送金による弁済
  • 資金移動業者による送金を用いた弁済

上記弁済を受けることができない場合は、必要な書類等をマウントゴックスの本店又は再生管財人が指定する場所に持参し、日本円の現金で弁済を受けることになると説明している。

マウントゴックスとは

2010年から2014年にかけて運営された、東京を拠点とするビットコイン取引所。ハッキング被害によって閉鎖しており、これをきっかけにして、取引所がハッキングされたり、誤送信などで仮想通貨を失ったりすることを「GOXする(ゴックスする)」と呼ぶ慣習が生まれた。

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投資家が注視

マウントゴックスは、ビットコイン(BTC)を約14万BTC(現レートで4,000億円相当)を保有しているとみられている。このため、投資家は弁済が売り圧力につながる可能性があると警戒をしている。

最近では今年8月、債権者に多額の弁済が一斉に行われると憶測が立ち、市場に大きな売り圧力が生じるのではないかとの懸念が一部で生じた。その後、債権者の1人であるEric Wall氏が「弁済プロセスは始まっていない」などと、悪い噂(FUD:Fear, Uncertainty and Doubt)を否定する一幕があった。

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