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大幅利下げ思惑でビットコイン急反発か、仮想通貨投資ファンドは週4.3億ドルの純流入へ

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マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比15.9ドル安の41,606ドル、ナスダック指数は35.9ポイント(0.2%)高の17,628で取引を終えた。

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比235円(0.65%)高の36,434円で推移している。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比5.1%高の1BTC=60,253ドルに。

BTC/USD日足

米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRB(米連邦準備制度)が50ベーシスポイントの大幅利下げに踏み切れば、投資家のリスク許容度が高まる可能性がある。

金利先物市場では、25ベーシスポイントの利下げ予想確率と50ベーシスポイントの利下げ予想確率が1週間前から逆転し、現在は後者が65%となっている。ニューヨーク連銀前総裁ビル・ダドリー氏の発言などでハト派的な姿勢が垣間見えたことに起因する。

利下げ決定後のジェローム・パウエル氏による記者会見のコメントに市場が左右される可能性が高いと見る向きもあり、市場の判断が問われている。

関連:米CPI・FOMC影響でビットコイン相場が820万円に推移|bitbankアナリスト寄稿

ブロックチェーン分析企業アーカム・インテリジェンスのデータによると、米国のファンドは17日、過去1ヶ月間で最多となる総額2億5000万ドル相当のビットコインを買い増した。

資産運用会社CoinSharesの週次レポートもこれを裏付けており、先週の上場投資商品(ETP)への資金フローは、4億3600万ドルの純流入が確認された。

CryptoQuantの認定アナリストであるAxel Adler Jr氏は、ビットコインが8月5日の暴落で底を打った可能性があることを示唆するデータを共有した。

Mayer Multipleは、ビットコインの価格が200日移動平均線(200MA)に対して割安か割高かを測定する指標だ。上図のデータでは、1BTC=73,000ドルの最高値から大幅下落したことで、1.82から0.9まで下がったことがわかる。

Mayer Multipleが0.7ポイントまで下がった場合は、過去のパターンからローカルボトムのシグナルが出ることから、底入れシグナルとみなされる可能性がある。

そんな中、マイクロストラテジーは7億ドルの転換社債売却に続き、ビットコインを追加購入する予定を示している。

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関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

アルトコイン相場

CryptoQuantの最新データによると、イーサリアムのFundingRate(資金調達率)は年初来最低を記録し、デリバティブ市場の弱気な感情を示している。

マイナスの資金調達率は、レバレッジ取引の需給バランスを反映するものだ。

先物市場で空売りポジションが買いポジションを上回っていることを示しているが、空売り比率が高まるほどショートスクイーズを引き起こす可能性も上昇する。

現物ETF(上場投資信託)の承認されたイーサリアムはビットコイン建で軟調に推移しており、1ETH=0.04BTCの水平線をすでに割り込んでいる。

ETH/BTC 週足

一方で、ビットコインの優位性を推し量るビットコインドミナンス(BTC.D)は上昇の一途を辿っており、過去5年間の最高水準に達している。

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ソラナ(SOL)上場の国内取引所

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