はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

WebX2024閉幕、「イノベーションで未来を開く」小池都知事が挨拶

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

WebX閉会の挨拶

8月28日と29日の2日間、東京で開催されたアジア最大規模のグローバルカンファレンス、WebX2024が大盛況のうちに閉幕した。

小池百合子東京都知事は閉会の挨拶で「世界中の人々が東京に集まり、交流することで、オープンイノベーションの種が数多く生まれたと確信している」と述べ、イベントの成功を称えた。

また、「私たちの集合知を活用するとともに、イノベーションによって可能になった最先端技術の社会実装を促進することで、未来への道が開かれることになる」と強調。イノベーションを後押しするために、東京都が行っている様々な取り組みについて紹介した。

東京からイノベーションを巻き起こす

東京都は今年5月、「東京からイノベーションを巻き起こす」ことを目指し、国内外からスタートアップや支援者が集い、交流する一大拠点「Tokyo Innovation Base」(TIB)をにオープンした。

「挑戦者が生まれ、世界から集まり、挑戦者を応援する」都市となることを、東京都は目標に掲げている。小池氏は、TIBが「世界中のイノベーションの結節点(ノード)」として、様々な分野の人々を結びつけ、挑戦者を強く支援すると説明した。

TIBのグランドオープニングは、東京都が2024年4月27日から5月26日にかけて東京ベイエリアで開催した、大規模なグローバルイノベーションカンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2024」で、主要プログラムの一つであるグローバルスタートアッププログラムに合わせて行われた。

SusHi Tech Tokyoとは「Sustainable High City Tech Tokyo」の略で、Web3分野を含むスタートアップや投資家が、持続可能な未来都市のビジョンについて活発な議論を行ったと小池都知事は言及。イベントでは、数多くの人々にWeb3技術を体験してもらうため、4会場を巡るスタンプラリー形式で、オリジナルNFTが配布されたという。

次回のSusHi Tech Tokyoは、2025年5月8日~10日に開催される予定で、小池知事は広く参加を呼びかけた。

関連:「SusHi Tech Tokyo 2024」でSUDACHI TechとEchoXがWeb3プラットフォームを技術協賛

国際金融都市へ

さらに、小池都知事は「ブロックチェーン技術の応用による金融のデジタル化を進め、東京を世界有数の国際金融都市へと進化させていく」と、今後のビジョンを語った。

東京都は2021年、国際金融都市としての東京の地位を確立していくため、「国際金融都市・東京構想2.0」を策定。構想の第二、第三の柱として、金融のデジタル化と多様な金融関連プレイヤーの集積を上げている。

実現に向けた取り組みとの一つとして、東京市場に参加するプレーヤーの育成、中でもフィンテック産業の育成を掲げ、フィンテック企業等に対する、イノベーション支援事業やフィンテック支援ファンドを創設した。

また、ブロックチェーン技術を活用して発行されるデジタル証券(セキュリティトークン)がもたらす効果に注目し、都内の業者に対し発行支援事業を実施している。

最後に小池都知事は、「Web3が国内外で大きな社会的・経済的変化をもたらす」と指摘。WebXという場で企業や関係各者の交流がさらに加速し、今後もカンファレンスが発展していくことを期待すると結んだ。

小池百合子(Yuriko Koike)

東京都知事

1976年、カイロ大学文学部社会学科卒業。1992年に参議院議員として初当選し、翌1993年に衆議院議員に転身。その後、環境大臣(2003年)、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)兼任(2004年)、内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)(2006年)、防衛大臣(2007年)などの要職を歴任。2010年には自民党総務会長、2011年には予算委員会理事に就任。2016年に東京都知事選に初当選し、2020年、2024年と再選を果たし、現在3期目の都知事として活躍している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧