はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米Seed CX子会社、世界初となる現物決済ビットコイン・スワップの試験導入実施

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米 SeedCXが現物決済ビットコインスワップUATテストを開始
米シカゴに拠点を置く仮想通貨取引所Seed CXの子会社は、仮想通貨における現物決済のビットコイン証拠金スワップのユーザー受け入れテストを開始した。機関投資家をターゲットにするという。

SeedCX、現物決済ビットコインスワップUATテストを開始

機関投資家向けの米仮想通貨取引所Seed CXの子会社「Seed SEF」は、現物決済ビットコイン証拠金(マージン)スワップのユーザー受け入れテストを開始した。現物決済ビットコイン証拠金スワップとは、カスタマイズのできる、OTC(対面取引)にて取引されるデリバティブ契約である。

TheBlockの独占報道では、Seed SEFはユーザー受け入れテストを8月に実施し、テストの結果と規制審査を今後公開する予定としている。当商品は、米国でローンチする。

Seed CXのCEO Edward Woodford氏はTheBlockに対し、このように話した。

我々は今、CFTC(米商品先物取引委員会)と緊密に連携している。

今後3ヶ月で、ビットコインスワップ商品を正式に開始できる見込みだ。

同社は過去18ヶ月、規制当局と緊密に協議・連携してきたことを強調している。最終承認が下りれば、Seed SEF社はビットコインスワップをセルフ承認し、クライアントに提供することができるという。

Woodford氏は、Seed SEFが世界において、現物決済のビットコインスワップをテストする「初めてのプラットフォーム」であると謳っている。トレーダーはレバレッジをかけ、デリバリー時には現金でなく、ビットコイン決済が実現することになる。

関連ICEのCEO、待望のBakktが迫る

Woodford氏は、米国で現在取引が行われている仮想通貨関連デリバティブは、現金決済や完全担保付きのもので、現物決済を提供するCoinFLEXのような取引所は米国でサービスを行なっていないと指摘する。

CoinFLEXは、BitMEXと同様にSeychellesに本社を置いており、CoinFLEXのCEOのMark Lamb氏はTheBlockに対して、米国市場を視野に入れていないと言及した。Lamb氏は当時、「米国の規制された仮想通貨先物市場の規模は全世界の仮想通貨関連デリバティブ市場の2%弱しか占めていない。一方、アジア市場は大規模である。」と説明している。

Seed SEFのこの商品は、ヘッジファンドやマイニングプールなどの機関投資家に特化したものだ。Woodford氏はこの商品の取引高や収益に関しては発言をしなかった。

競争が迫る

仮想通貨デリバティブ市場は盛んに発展している。つい昨日(13日)、取引所Coinbaseなどが出資している取引所「Blade」はBTC・アルトコインのスワップを提供する予定を発表した。Bladeは規制面などを理由に、米国ではサービスを提供しないという。

また、先日LedgerXは現物決済ビットコイン先物の提供開始を発表したが、規制承認の行き違いで現在CFTCの正式な承認を待っている状況にある。

関連CFTCとLedgerXが行き違いか

そのほかBakktは、Seed SEFと同じのように、ユーザー受入テストを行なっていながら、ニューヨーク州の「信託ライセンス」の申請承認を待機している。米大手仲介企業TD Ameritradeが出資する機関投資家向けのプラットフォームErisXも、年内に仮想通貨先物の提供を予定している。

関連ErisX、現物決済ビットコイン先物提供可能に

CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
18:00
SBIホールディングス株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
SBIホールディングスが、2026年2月27日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」に共催企業として参画。通貨のデジタル化と社会実装をテーマに開催される。
15:46
予測市場カルシ、BNBチェーンでの入出金サポートを開始
CFTC規制下の予測市場カルシがBNBチェーンの入出金に対応。BSCユーザーはブリッジ不要で直接アクセス可能に。予測市場業界は2025年に急成長、取引高は400億ドル規模へ。
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧