半減期後の予想されるBTC価格の推移とは
半減期まで2ヶ月のビットコイン。賛否両論分かれる半減期前後の価格推移について、マイナーの動向を前提とした新たな予想が米デジタル資産分析企業が報告された。
①2012年と2016年のブロック報酬の半減期を迎えた直前まで高騰、②一旦売られたのち、③再び上昇する傾向が見受けられている。これは、①半減期を材料に織り込む動きと、②利確売り、また③需給関係に伴う高騰がその要因として広く分析されるが、今年も5月に控える半減期でも見られる可能性もあり、特にマイナーの動向が重要になるとTradeBlockの調査部門が指摘した。
マイナーは半減期後の稼働を支えるために半減期を迎える前に売却をする傾向があることも、半減期前に売りに傾く理由にあり、半減期後の継続的な運営資金の確保も担っているという。
一方で、マイニングされたビットコインの大半は、その後一定期間、保有が続く傾向があると指摘した。理論的には、損益分岐点が大幅に上昇するため、売却することに伴う売り圧力は、マイナーにとってもデメリットであり、価格の上昇することが、事業継続で重要になるためだという。
半減期後は、市場への新規流入資金が減ることに伴う需給の変化が材料となるため、市場売却は得策ではないとの判断だろう。
ビットコインマイニングの損益分岐点についても言及した代表のTodaro氏は、半減期後に12,000から15,000ドルあたりまで達する予測であるとした。
Following the #bitcoin halving, miners' estimated breakeven costs will rise from ~$7,000 today to ~$12,000-15,000 per $BTC after. I would not be surprised if we see bitcoin prices rise above these levels so that miners remain profitable. https://t.co/BomDfD7j54
— John Todaro (@JohnTodaro1) February 10, 2020