はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急落も「インドのプチ仮想通貨バブル」は継続 関連銘柄の逆行高・国内出来高増加など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インドの仮想通貨プチバブルは継続

インド最高裁の「違憲」判決を受け、インド関連銘柄は連日高騰、国内出来高は急増している。話題になったインドのプチ仮想通貨バブルは、全面安の相場環境の中でも続いているようだ。

インドの最高裁判所は4日、中央銀行が2018年に布告した「仮想通貨取引所への銀行サービス禁止令」に対して、違憲判断を下した。

仮想通貨市場は全面安の状況にあるが、インド大手取引所WazirX(バイナンスの子会社)の独自通貨『WRX』は7日間で174%高で、相場に対する逆行高を記録した。

10日現在も、WRXは前日比18%高と、インド系銘柄の勢いが衰えていないようだ。

出典:Binance

インドの主要取引所の出来高においても顕著な伸びを見せている。CMCベンチマークではグローバル的規模の出来高には達していないものの、WazirXは判決後から約6倍、Zebpayは2倍以上の増加を記録した。間違いなく国内出来高に影響が出ている模様だ。

出来高の急増には、銀行サービスの再開にも関連っする。判決後には、相次いで取引所CoinDCXやZebpay、WazirzXは短時間で銀行口座の送金機能を統合し、インドルピーの入出金および取引ペアを可能にした。

インド関連の銘柄で世界的に注目が集まった銘柄には、Matic(MATIC)、WazirX(WRX)、Marlin(LIN)などがある。

国際的な取引所も再びインドに

米仮想通貨取引所Krakenは9日、世界人口No.2のインド市場に再上陸するために、事業拡大にあたるリソースなどを整えていくと発表した。

最高裁の判決を受け、Krakenは再びインド市場に注力する方針を決定したという。

これまでも、インドで現物や先物取引を提供していたものの、中央銀行の命令を受け、サービスは大幅に制限されていた。

最高裁が下した判決について、Krakenのグローバル責任者は、「インド15億の人口が法定通貨から仮想通貨にアクセスできる権利を取り戻すために、中央銀行と戦ってきた」と言及。今後インドに向けたサービスを新たに発表するという。

インド中銀の再審要請

一方、中央銀行は最高裁の判決を受け、「再審」を要請する計画を立てていることがわかった。インド経済誌Economic Timesが6日に報道した。

一般的に、判決を覆すことができるのは最高裁のみだが、判決を下した直後に、覆した事例はごく稀だという。しかし市場材料として一時、「再審」を求める中央銀行の計画に、再び警戒感が指摘されていたものの、WRXなどの銘柄の続伸から、インド市場の流動性活性化に対する期待感は未だ減退していないと言えるだろう。

CoinPostの注目記事

速報 インド中銀、仮想通貨関連禁止令の継続を要求か 最高裁の判決に「再審要請」を検討
インドの最高裁判所が仮想通貨取引所への銀行サービスを合法化する判決を下したことについて、中央銀行が「再審」を要請する計画を立てていることがわかった。インド経済誌Economic Timesが6日に報じた。
インドでプチ仮想通貨バブル インド10億人市場の活性化期待で
中央銀行の仮想通貨関連禁止令の違憲判決を受け、インド10億人市場が活性化する期待感が高まっている。関連銘柄は、ビットコインが下落する中、逆行高を記録した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧