はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Bakkt元CEOのLoeffler上院議員らが暴落直前に株式を大量売却 インサイダー疑惑を否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Loeffler上院議員が大暴落のさなかに株式を大量売却

新型コロナウイルスによる株式市場の大暴落のさなかに、Bakkt元CEOのKelly Loeffler(共和党)上院議員が自身の株式を大量に売却していたことが財務情報開示によって明らかになった。政府機密情報の閲覧権を利用し、新型コロナ感染拡大の可能性が高いとみて先行して売却を行い、損失を回避した疑いが指摘されている。

開示情報によると、Loeffler議員は1月24日から株式の大量売却を開始。最初に売却したのは5~10万ドル相当のResideo Technologiesの株式だ。それ以降、同社の株価は半値以下に下落している。

そのほかに、Comcast Corporationなど複数の株式を総額127万ドルから310万ドルで売却。これらの株式の多くもそれ以降暴落している。

インサイダー取引疑惑

Loeffler議員は1月にジョージア州の上院議員に任命された。彼女は米商品先物取引委員会(CFTC)を監督する上院農業委員会のメンバーに選出されているが、CFTCは夫のJeffrey Sprecher氏がCEOを務めるインターコンチネンタル取引所(ICE)を監督しているため、利害対立を懸念する声が上がっていた。

当初、Loeffler議員はこれらの取引の多くを夫の名前で報告。しかし、3月12日に修正された開示情報で、その一部が実際には共同所有されていることが分かった。

議員が株式の大量売却を開始した1月24日には、上院の衛生委員会でコロナウイルスについての会議が行われた。このような背景から、Loeffler議員の株式売却にインサイダー取引疑惑が浮上。国会議員は公務で得た非公開情報を私的利益のために利用してはならないと法律(STOCK Act)で規定されており、機密情報を材料に株式の売却を決めていれば、違法行為に該当する可能性は高まる。

これに対して、Loeffler議員は3月19日に反論を展開。「これらの取引は第3者のアドバイザーの決定によるものであり、夫妻は売買の意思決定に関与していない」とツイートした。

また、Loeffler議員以外にも、上院情報委員会の議長を務めるRichard Burr(共和党)上院議員もダウ暴落の数週間前に50〜150万ドルの株式を売却したことが明らかになっている。

米国では2月下旬ごろからコロナウイルスの感染が拡大し始め、現在19200以上の感染者が出ている。

CoinPostの注目記事

米最大手JPモルガンチェース銀、新型コロナ対策で1000支店臨時閉鎖へ
米最大手銀行JPモルガンチェースは新型コロナウイルスの対策として全国で1000もの銀行支店を臨時閉鎖する方針をとる。なお現在米国の状況をまとめた。
伊赤十字社、コロナ対策で仮想通貨の寄付受付 「ビットコインなど革新的技術こそ適している」
イタリア赤十字社が、コロナウイルス対策のため、仮想通貨で寄付を募っていることが分かった。関係者が目的や仮想通貨を利用するメリットを説明している。
CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
08:30
ビットワイズ、ハイパーリキッドETFの修正届出書を提出 
ビットワイズが16日、ハイパーリキッドETFの修正登録届出書を提出し、ティッカーシンボルと運用手数料を設定した。ブルームバーグのアナリストは、通常こうした動きは上場が近いことを示すと指摘。
08:05
ビットコイン一時80万円下落、米規制先送りと雇用統計前で市場に警戒感広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で一時約80万円下落した。米上院で市場構造法案の審議が2026年へ先送りされることが決定されたことに加え、米雇用統計が16日に発表されることを受け、投資家の警戒感が高まったことが主な下落要因である。
07:50
トランプ大統領のFRB議長候補、仮想通貨支持派ハセット氏に反対の声=CNBC
CNBCによると、FRB議長候補として有力視されていたケビン・ハセット氏に対し、トランプ大統領に近い高官らから反対の声が出ている。トランプ氏は13日、ケビン・ウォーシュ元FRB理事が候補リストのトップに浮上したと述べた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧