はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコインの価格指標で「買いシグナル」が点灯 歴史上4度目の安値域から再浮上

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン割安脱出

仮想通貨ビットコインに関連した相場の動向指標で、複数の指標がポジティブに転換した。

市場時価総額(MV)と実現時価総額(RV)を利用した「MVRV Z-score」指標で、仮想通貨ビットコインが現時点で割安価格帯から再浮上したことが確認された。

MVRV Z-scoreとは、Philip Swiftが考案したビットコインバリューを測る指標で、算式は(MV-RV)/MVを用いている。

目安として、Z-scoreが0以上だと、「オーバーバリュー(割高)」で、0以下になると、「アンダーバリュー(割安)」との2パターンに分かれる。

下図では、割安帯まで下落した回数は歴史上で計4回、3月12〜13日の暴落もそれらに含まれる。

MVRV Z-score

19日までは0以下のネガティブ域に陥っていたものの、19日の大幅反発に伴いポジティブ域に再浮上した。現在のZ-scoreは0.27ほどで推移している。一方、2月の強気相場時のZ-scoreは年初来最高値の1.357。ビットコインが上昇水準を維持できるか、依然として乱高下による乱れた指標の最中にいる。

Philip Swiftはこの最新のデータをもち、ネガティブ域からの急浮上を受け、相場の見通しが少し明るくなるのではないと指摘。「まだ早計かもしれないが、歴史的には『ディップ買い(底値買い)』のメインポイントだ」とコメントした。

14日に報じたCoinMetricsデータに関する内容でも、同様なタイミングが指摘。CoinMetricsは独自の指標『BTC MVRVのグラフ』を踏まえた上で、「過去の値動きから、MVRVが1以下になった時はBTCを割安で買い貯める好機会となっていた」との結論にたどり着いた。

出典:coinmetrics

また、ブルームバーグの指標GTI VERA Convergence Divergenceインジケーターでは、6000ドル以上を推移するビットコインに関して「買いシグナル」が点灯した。

出典:ブルームバーグ

一方、留意点としては、コロナ対策や政府金融策に伴う、金融市場全般の動向。日米株式市場も大幅な急上昇を記録しているが、明るい見通しがたった訳ではない。

ノボグラッツ氏の見解

米大手仮想通貨投資会社ギャラクシーデジタルのCEOノボグラッツは、ボラティリティの高い現在のビットコイン相場を「ボラ=キラプトル」と名付けた。ボラキラプトルとは『ジュラシックパーク』に登場する凶暴な恐竜「ヴェロキラプトル」に由来する。

ノボグラッツは、3月以来約8800ドルから、3800ドル台まで暴落した直後、一週間で7000ドルに迫る勢いで猛反発するなど、急激な変動率で動くビットコインを凶暴な恐竜と例えている。

今後数ヶ月に渡り、このような激しいボラティリティは続くだろう。

特にゴールド相場が直近で大幅に回復していることは、デジタルゴールドと讃えられるビットコインでも、プラスの要素だ。(CNBC取材)

CoinPostの注目記事

仮想通貨ビットコイン過去4回の割安水準=CoinMetricsデータ
仮想通貨データ分析のCoin Metrics社が新レポート公表。独自指標「MVRV」で現在のビットコイン価格は割安と指摘している。
大手仮想通貨取引所の預け入れビットコイン数、半年ぶりの低水準に
バイナンス、bitfinex、コインベース、Huobiなど主要取引所12社の預かりBTC資産は、コロナショックに伴う急落で6ヶ月ぶりの最低水準に。取引所での取引活動および入出金傾向は、過去にも同様の傾向が見られた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
18:00
Progmat, Inc.、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
Progmat, Inc.が、2026年2月27日に東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など通貨のデジタル化と社会実装をテーマに議論する。
17:51
GMOフィナンシャルHD、株主優待にビットコイン導入へ
上限1万円相当のBTC GMOフィナンシャルホールディングスは12月16日、2025年12月31日を基準日とする新たな株主優待を発表した。 新制度では、GMOクリック証券におけ…
17:45
トランプ大統領、仮想通貨支持派ウォーラー理事を次期FRB議長候補に面接へ=WSJ報道
トランプ大統領が仮想通貨支持派のウォーラーFRB理事を次期議長候補として18日に面接。ステーブルコインやDeFiに積極的で、利下げを主張する同氏は、エコノミストから高評価を得ているが、トランプ氏との個人的関係の薄さから「大穴候補」との見方も。
17:00
イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?
仮想通貨イーサリアムはフサカのアップグレードを完了しました。本記事では主にフサカによってどのようなメリットが生まれ、どんな主体が恩恵を受けるのかを考察します。
16:12
アニモカ・ブランズ・ジャパン、BTCFi事業者2社と相次ぎ提携 
Animoca Brands Japanは、Babylon LabsおよびBifrostとBTCFi分野で戦略的提携を締結。自己管理型ビットコイン運用ソリューションの日本市場展開を目指し、上場企業向けDAT支援事業を強化する。
15:52
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、BTC保有量で世界20位と発表
トランプ大統領次男エリック・トランプ氏が支援するアメリカン・ビットコインが、39日間で4社を追い抜き世界20位の上場企業BTC保有量を達成。2025年に企業のビットコイン保有が急拡大する中、同社は5,098BTCを保有し急成長を遂げている。
14:58
パンプ・ファンとソラナへの55億ドル訴訟、5000件の内部チャット提出へ
パンプ・ファンとソラナを相手取った集団訴訟で、裁判所が第二次修正訴状を許可。内部告発者から入手した5000件のチャット記録を新証拠として提出へ。40億~55億ドルの不正搾取疑惑でRICO法違反を主張。
13:45
ロシア下院委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定、投資手段に限定
ロシア下院金融市場委員会のアクサコフ委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定し、投資手段としてのみ認めると表明した。
11:50
JPYC EX、累計口座開設1万件・発行額5億円を突破
JPYC株式会社は、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」において、累計口座開設数1万件、累計発行額5億円を突破したと発表。10月のリリースから約2か月での達成となった。
11:45
「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開
Bitwiseは仮想通貨投資家にとって特に重要な2026年の3つの予測を公開。その1つとしてビットコインは最高値を更新すると予測し、根拠を説明している。
11:40
セキュリタイズが来年トークン化株式取引開始、24時間オンチェーン取引を実現
証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズが2026年第1四半期にトークン化された上場株式の取引を開始する。合成商品ではなく実際の規制された株式をオンチェーンで発行・取引し、24時間365日の流動性を提供へ。
09:45
ソラナに大規模なDDoS攻撃、ネットワークは現時点で影響受けず
仮想通貨ソラナが過去最大級の6TbpsのDDoS攻撃を受けたが、現在トランザクション処理は正常に稼働している。市場の下落を受けビットワイズのソラナETFは初の純流出を記録した。
09:40
マーシャル諸島、ステラでベーシックインカム支給
マーシャル諸島共和国がブロックチェーンを利用した世界初のベーシックインカムのオンチェーン支給を完了した。ステラーブロックチェーン上の主権債USDM1を使い、四半期ごとの現金配送をデジタル送金に置き換えた。
09:00
ビットコイン、2026年に過去最高値更新は可能か=グレースケールの最新予測
グレースケールは最新レポートで、ビットコイン価格の30%下落について歴史的には平均的な調整範囲内で、強気相場中の典型的な変動に過ぎないとの見解を示した。また、2026年には最高値を更新する可能性があると主張している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧