仮想通貨取引所SBIVCとは|主な特徴と注目ポイントを解説

仮想通貨取引を始めるにあたり、口座選びで悩まれる方が多いのではないでしょうか。SBI VCトレードは、金融業界に深い知見を持つ東証1部上場企業SBIホールディングスの100%子会社が提供する暗号資産(仮想通貨)取引所です。

本稿では、SBI VCトレードの特徴や初心者にもおすすめできる理由について解説します。

目次
  1. SBI VC トレードとは?
    1. SBI VC トレードの運営企業
    2. 取引所の基本スペック
  2. XRP(リップル)と提携している取引所
  3. 日本初、仮想通貨の国際送金サービス
  4. 3種類の方法で仮想通貨取引
    1. 取引所
    2. 販売所
    3. 貸仮想通貨サービス
  5. 「Cool X Wallet」で万全のセキュリティ対策
  6. シンプルかつ高性能なモバイルツール
    1. シンプルなデザインで操作性の高い「VCTRADE SP」
    2. 豊富な便利機能を搭載した「VCTRADE Pro」
  7. まとめ:完備された仮想通貨トレード環境を提供

1.SBI VC トレードとは?

SBI VCトレードの運営会社の概要と取引所の特徴について紹介していきます。

1-1 SBI VC トレードの運営企業

SBI VCトレード株式会社は2016年11月に設立され、2018年6月よりサービスを開始しました。同社の主な事業内容は、仮想通貨の交換・取引サービス、システムの管理、運営です。

SBIホールディングスは、グループで様々な金融サービスを提供してきました。ネット証券最大手のSBI証券をはじめ、SBI FX、SBIネオモバイル証券などの取引サービス。SBI生命やSBI損保などの保険サービスも展開しています。

また、SBI子会社のSBIリクイディティ・マーケットは、20年10月に仮想通貨取引所TAOTAOを買収しているため、SBIは2つの取引所を傘下に収めている状態です。

SBI VCトレード株式会社とTaoTao株式会社は2021年9月、2021年12月1日に合併することを決議したと発表。これにより、TaoTao株式会社を存続会社とする吸収合併が行われます。

なお、各社が提供する仮想通貨取引所TAOTAOおよびSBI VCトレードは、合併後も継続してサービスを提供すると説明しています。

関連:SBIHD傘下の暗号資産交換業者、SBI VCトレードとTAOTAOが合併へ

関連:万全のセキュリティ体制|仮想通貨取引所TAOTAOの特徴とおすすめポイントを紹介

1-2 取引所の基本スペック

                                         
特徴 取引所 販売所
取扱い銘柄
  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • XRP(リップル)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)
  •             
  • ポルカドット(DOT)
  •             
  • チェーンリンク(LINK)
  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • XRP(リップル)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)
  •             
  • ポルカドット(DOT)
  •             
  • チェーンリンク(LINK)
  • 最低取引単位
  • BTC:0.0001BTC
  • ETH:0.0001ETH
  • XRP:10XRP
  • BCH:0.0001BCH
  • LTC:0.0001LTC
  • DOT:0.001DOT
  • LINK:0.001LINK
  • BTC:0.0001BTC
  • ETH:0.0001ETH
  • XRP:10XRP
  • BCH:0.0001BCH
  • LTC:0.0001LTC
  • DOT:0,001DOT
  • LINK:0.001LINK
  • 最大取引単位
  • BTC:5BTC
  • ETH:150ETH
  • XRP:70,000XRP
  • BCH:200BCH
  • LTC:500LTC
  • DOT:5,000DOT
  • LINK:5,000LINK
  • BTC:5BTC
  • ETH:150ETH
  • XRP:70,000XRP
  • BCH:200BCH
  • LTC:500LTC
  • DOT:5,000DOT
  • LINK:5,000LINK
  • 注文方法
  • 指値注文
  • 成行注文
  • 価格指定注文
  • 取引手数料 無料(※取引時スプレッドは発生する)
    入出金手数料

    ■入金

    無料(※振込手数料は別途)

    ■出金

  • 住信SBIネット銀行:50円
  • 住信SBIネット銀行以外の金融機関:3万円未満は160円、3万円以上は250円
  • 取引時間 午前7時~翌午前6時(※午前6時~午前7時はメンテンナンス時間)
    セキュリティ

    コールドウォレット/マルチシグ/二段階認証/EV SSL証明

    スマートフォン対応

    SBI VCトレードは2021年9月16日に2つの銘柄を同時に上場させることを発表していましたが、どの銘柄かは明かしていませんでした。このような発表方法は他に例がなく、どの銘柄が上場するのか、トレーダーから大いに注目を集めました。

    当日、上場が発表された銘柄はチェーンリンク(LINK)とポルカドット(DOT)。LINKは国内取引所では初上場、DOTも取引所(板取引)での取り扱いは国内取引所では初の事例となりました。この両銘柄を板取引で売買できる国内取引所は現状、SBI VCトレードのみです。

    2.Ripple社との関係性

    親会社のSBIホールディングスは、仮想通貨XRP(リップル)を発行する米リップル社に出資しており、10%以上の株式を保有するなど深い関係性にあります。

    3.仮想通貨(XRP)の国際送金サービスに寄与

    2021年7月には、グループ企業のSBIレミット株式会社が、XRP(リップル)を用いた国際送金サービスを開始して反響を呼びました。

    SBI VCトレードと米Ripple Labs Inc.と連携して、XRPを利用した送金サービスをフィリピン向けに提供。今後は、東南アジアを中心とした送金先国の拡充を図るとしています。

    利用するのは、リップル社が提供する国際送金ネットワーク「リップルネット」のプロダクトの一つである「ODL」。同プロダクトは、国際送金に仮想通貨XRPをブリッジ通貨として利用する仕組みで、金融機関が現地通貨を事前に調達することを不要とする決済スキーム。国際送金時に生じる為替リスクの解消や、手数料の削減、送金速度の向上を可能とすると説明されています。

    関連:SBIレミットとSBI VCトレード、日本初となる仮想通貨を用いた国際送金サービス開始【リップル・ODL】

    4.3種類の方法で仮想通貨取引

    SBI VCトレードでは取引所や販売所での取引に加え、貸仮想通貨サービスを提供しているため、3種類の方法で取引可能です。以下ではそれぞれの取引について解説していきます。

    4-1 取引所

    SBI VCトレードでは、取引所方式で仮想通貨取引を行えます。取引する際、価格を指定し取引所へ買い注文や売り注文を出すことで、仮想通貨の売買が可能です。

    さらに、SBI VCトレードの取引所方式では、基準価格の±30%の範囲で値幅制限を行っています。急な価格変動により、意図しない価格で約定することを防ぐことができます。

    仮想通貨は特に、急な価格変動が頻繁に発生します。そのため、値幅制限は大きな損失を被るリスクを軽減し、トレーダーの資金を守ることに繋がります。

    4-2 販売所

    他の取引所と同様に、SBI VC トレードにおいても、取引所方式での取引に加え販売所方式での取引も可能です。日本円で仮想通貨を購入あるいは仮想通貨を売却して日本円に換金できます。

    SBI VCトレードでは、販売所方式での取引でVCTRADEという取引ツールを利用可能です。販売所の取引画面で「日本円の金額」あるいは「仮想通貨の数量」の欄を選択し、購入数量を入力します。その後「成行」または「価格指定」を選択し注文完了です。

    しかし、販売所方式による取引では、注文した数量のすべてを約定できない場合があるため注意しましょう。仮に約定できなかった場合、注文した数量の一部のみ約定可能です。

    4-3 貸仮想通貨サービス

    SBI VCトレードでは、保有している仮想通貨を取引所へ貸し出すことで、貸し出した期間や数量に応じた貸借料をもらえる貸仮想通貨サービスを提供しています。取引におけるボラティリティが少なく、取引チャンスが少ないときに活用することで、保有している仮想通貨を効率的に運用できるでしょう。

    SBI VCトレードの貸仮想通貨サービスでは、ビットコインとXRPの2通貨を貸出可能。貸借期間は84日間で、満期日当日を含めて2営業日以内に返還されます。

    関連:SBI VCトレード、ビットコインの貸仮想通貨サービスを開始

                                                     
    最小貸出数量 最大貸出数量年率
    BTC数量 0.1BTC5BTC1.0%
    XRP数量 1,000XRP100,000XRP0.1%

    5.専用ウォレットの導入でセキュリティ対策

    出典:SBI VCトレード

    SBI VCトレードはサイバー攻撃や内部犯行、仮想通貨盗難に対する対策を徹底しています。また、口座利用者の資産を安全に管理するため、分割管理を取り入れていることも特徴です。

    主に、EV SSL証明を利用することで、フィッシング対策を強化しています。EV SSL証明は、世界で統一された厳格な審査基準を元に発行されています。EV SSL証明書により、SBI VCトレードのサイト上で詐欺行為を行えないようにしています。

    また、SBI VCトレードでは、顧客資産を資産を守るために口座利用者の資産と企業保有資産の分割管理を実践しています。日本円資産に関しては口座利用者からの預かり金を別口座で管理し、仮想通貨に関しては利用者専用のウォレット「Cool X Wallet」で管理することで、資産の分割管理を徹底しているのです。

    Cool X Walletを介さないと、他の取引所等に仮想通貨を移動させることができない方式を取っていますが、仮想通貨の出庫先を限定し、本人確認がされたコールドウォレットにしか送付できないようにする方式は国内でも珍しく、なりすましによる仮想通貨の送付を防ぐことが可能となります。

    これは取引所やウォレット等へ直接仮想通貨の送付が可能な他の取引所と比べ、多少利便性では劣るものの、格段に安全性が高い仕組みになっているといえます。

    関連:金融業界屈指の高いセキュリティ、SBI VCトレードの特徴

    6.シンプルかつ高性能なモバイルツール

    SBI VCトレードが提供する取引ツールは機能が充実しており、非常に使いやすいのが特徴です。以下では、VCTRADE SPとVCTRADE Proの2種類の取引ツールを紹介していきます。

    6-1 シンプルなデザインで操作性の高い「VCTRADE SP」

    VCTRADE SPは、SBI VCトレードが提供するスマートフォン用取引ツールです。取引画面の構成がシンプルであり、操作性に優れています。また、スマートフォン用であるため外出時でも気軽に利用可能です。

    主に、取引所と販売所の2種類で仮想通貨を売買できます。ホーム画面で「取引所」または「販売所」アイコンをタップすることで、選択可能です。

    取引所と販売所では売買方法が少し異なり、取引所では価格を指定して買い注文や売り注文を出します。一方、販売所ではあらかじめ提示された価格で売買するため、価格を指定できません。

    また、VCTRADE SPはチャート機能が非常に充実しています。11種類の時間足に変更できるだけでなく、MACDやボリンジャーバンド、RSIなど豊富なインジケータ―を表示可能です。自分好みにチャートをカスタマイズし取引できます

    6-2 豊富な便利機能が搭載した「VCTRADE Pro」

    VCTRADE Proは取引所から仮想通貨を売買する際に利用する取引ツールです。価格を指定して買い注文あるいは売り注文を出します。操作性に優れており、すぐに使い方を習得できるでしょう。

    操作方法はとてもシンプルです。まず、取引銘柄を選択して注文価格を入力します。注文価格を入力後、注文数量を指定して「買い」ボタンあるいは「売り」ボタンを押しましょう。最後に取引パスワードを入力し、「確認」ボタンをクリックして注文完了です。

    また、VCTRADE Proはチャート機能も充実しています。ロウソク足に表示する期間やインジケータ―を選択できるだけでなく、直前の操作の取り消しや取り消した操作のやり直しが可能です。また、チャートのスナップショットを撮影できるため、気になる値動きを保存できます。

    7.まとめ:充実した仮想通貨トレード環境を提供

    このように、SBI VCトレードは、豊富な金融ノウハウを有するSBIグループが展開するサービスであり、今後の展望にも期待が持てる取引所です。

    また、ユーザー利便性や充実したチャート機能を追求した操作性に優れた取引ツールやフィッシング対策や資産の分割管理を徹底した万全なセキュリティ対策など、仮想通貨取引初心者でも取引にチャレンジしやすい環境が整えられていることが特徴です。

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