CoinPostで今最も読まれています

Polkadot、国産Astarなど5つのパラチェーンが稼働開始 本格運用始まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5つのプロジェクトがパラチェーン枠を獲得

異なるブロックチェーン間の相互運用性向上を目指す「ポルカドット(DOT)」は18日、第一弾パラチェーンオークションが全て終了し、枠を勝ち取った5つのプロジェクトがブロックの生成を始めたと発表した。パラチェーンの始動によって、ポルカドットの本格運用が開始された形だ。

パラチェーンとは

ポルカドットに接続する、独立した個々のブロックチェーンのこと。一方、各パラチェーンが接続され、ネットワークで中心的な役割を果たす部分は「リレーチェーン」と呼ばれる。

▶️仮想通貨用語集

オークションで選ばれ、稼働を始めたのは、5つのパラチェーンとなる(Acala、Moonbeam、Astar、Parallel Finance、Clover)。

「スロット」と呼ばれるパラチェーンの枠は100個に限定されており、これを勝ち取るためには、一定期間内により多くのポルカドットトークン「DOT」を獲得する必要があった。オークション期間中に、5つのプロジェクトは、時価24億ドル(約2,700億円)に相当する合計約9,900万DOTを集めた。

落札したプロジェクトは、96週間の間、パラチェーン枠を借りることになる。

日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」も枠を獲得した。dApps(分散型アプリ)のハブ(中心)になることを目指すプロジェクトだ。

関連日本発の「Astar Network」、Polkadotのスロットを獲得

その他に、DeFiに最適化されたブロックチェーンを開発するAcala、クロスチェーンの相互運用性を提供するCloverやMoonbeam、レンディングプロトコルなどを提供するParallel Financeがパラチェーンでプロジェクトを構築していく。

関連Polkadotのパラチェーンオークション、最初の勝者は「Acala」

来春さらに6つのパラチェーンを追加予定

ポルカドットの開発チームは、公式発表の中で次のように説明した。

パラチェーンのプロジェクトが始動したことは、2016年にホワイトペーパーで説明したポルカドットのビジョンが完全に達成したことを意味する。ホワイトペーパーは、ネットワークのシャーディングされたマルチチェーン設計などポルカドットの中心的機能を概説するものだった。

ポルカドットが今後どのように進化していくかは、将来のアップグレードについてオンチェーン・ガバナンスシステムを通じて承認していく、DOTホルダーのコミュニティに委ねられている。

関連 初心者でもわかるPolkadot(ポルカドット)|仕組みと将来性を解説

シャーディングとは

ノードを幾つかのグループに分割して、同時並列でトランザクションの検証作業を行う技術。

▶️仮想通貨用語集

ポルカドットのチームによると、次回のオークションは23日頃(ブロック8263710)より開始されるという。第2弾となるこのオークションは全6回に分けて行われ、2022年3月11日頃(ブロック9388800)には、落札された6個のパラチェーンが利用可能になる予定だ。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
17:08
HSBC銀行がトークン化されたゴールド商品を香港で提供開始
HSBCは香港の個人投資家に向けて、オンラインバンキングとウェブサイトを通じたトークン化されたゴールド商品のアクセスを提供開始した。トークンはHSBC Orionプラットフォームで発行され、リテール向け、HSBCオンラインバンキングおよびHSBC香港モバイルアプリを通じて提供される。
15:30
Filecoinステーキング大手、Glifがポイントプログラム開始
暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の、ステーキング・プロトコルGlifがポイントプログラムを開始した。FILトークン保有者は流動性プールにFILを預けることで、Glifのネイティブ・リキッド・リース・トークンである「iFIL」を受け取り、運用できる。
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧