- 仮想通貨市場
- 仮想通貨市場はここ数日の下落に歯止めがかかり、一定の反発を見せているもののBTCはレンジ内に留まっています。また、バイナンストークンの高騰など、海外取引所活性化により取引所系トークンに関心高まっています。
- 仮想通貨関連株
- 仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、本日も軟調。仮想通貨交換業への参入を表明しているマネーフォワード(3994)や、デジタルウォレットアプリ「pring(プリン)」を提供するメタップス(6172)が大幅安となりました。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は2日続いた下落に歯止めがかかり、再度値を戻し始めました。
しかしビットコインの価格推移は、未だに25日以降のレンジ相場を抜けずに、一定の価格レンジの中で留まっています。
アルトコイン市場も同様に大きな動きは見せない日となり、時価総額10位以内の通貨ではビットコインキャッシュが+6.3%と唯一5%以上の上昇率となりました。(20時半現在)
ビットコインキャッシュは、nChainとCoinGeekがマイナーズチョイスという取り組みの元、ビットコインキャッシュのダクト制限を排除し、ブロックの最小トランザクションサイズを明確にすることを求めました。
これらのマイニングファームでは1satoshiの手数料の受け入れだけでなく、手数料をとらないトランザクションの受け入れも表明しており、ビットコインキャッシュの送金に手数料が必要ないと話題になりました。
取引所系通貨
本日BinanceCoinが15%以上の高騰を記録しましたが、明確にユースケースが発行元により作られる取引所系トークンの高騰が続いています。
数日好調な動きを見せたHuobiトークンを発行するHuobiは、本日シンガポールで同社が開催したイベント「CHAINGE」にて、3つの発表を行いました。
Huobiチェーンプロジェクトの開始に伴い、取引所としての立ち位置からデジタルアセット金融サービスプロバイダーへの変革を表明しました。
また取引プラットフォームHuobi Proでは、Huobiトークンペアの取引が開始、EOS/HT、BCH/HT、XRP/HT、LTC/HT、IOST/HT、ETC/HT、DASH/HTの7つの取引ペアが取引を開始しています。
他にもOKExも新たにインデックスファンドを公開し、火曜日に公開予定と発表しています。
OKEx Latest Industry Giant to Launch Cryptocurrency Index Fund https://t.co/O7MFR9TI9l
— CCN (@CryptoCoinsNews) 2018年6月4日
規制への取り組み
また、今年7月に仮想通貨規制が再度議論される「G20」が近づくにつれ、各国の規制に対する取り組み方の違いも、明確になってきました。
先日新たな仮想通貨取引所の開設として話題になった米証券取引所を運営するナスダックのCEOが、ブルームバーグのビジネス番組のインタビューで仮想通貨市場参入についてコメント。
現状では、仮想通貨市場は規制がまだまだ不足している点を指摘し、取引所開設の時期は未定である旨をインタビューで伝えました。
短期の価格面でマイナスと捉えられる規制ですが、巨大金融機関の参入にはまだまだ規制の厳格化が必要な状況であり、結果として仮想通貨市場を安定期まで押し上げるために重要な鍵となります。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、本日も軟調。
仮想通貨交換業への参入を表明しているマネーフォワード(3994)が-7.16%、デジタルウォレットアプリ「pring(プリン)」を提供するメタップス(6172)が-6.98%と売り叩かれたほか、数ヶ月に渡って形成していた上昇トレンドのレンジ下限を底抜ける形で「IXナレッジ(9753)」が12.35%安となりました。
そんな中、仮想通貨WowBit高騰などの影響でオウケイウェイヴ(3808)が21.16%高。堅調な業績を背景に、6月11日付で東証ジャスダックから東証2部市場への昇格を発表したクロスキャット(2307)が、9.32%高と逆行高に。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の直近推移は、時価総額の軽い銘柄を中心に乱高下を繰り返しており、シビアなかじ取りを迫られています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
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