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米政府、原油高対策でベネズエラの制裁緩和か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

原油高を懸念

世界最大級の産油国サウジアラビアは、米国に対する原油の販売価格を引き上げている。

高水準のインフレが継続する米国で原油価格が上昇していけば、さらに物価上昇圧力が強まる可能性がある。米国では消費者物価指数(CPI)が8%を超える状態が継続しており、政府は原油価格について対応を開始。新たな調達先を得るため、ベネズエラの制裁緩和を検討していることがわかった。

CPIとは

「Consumer Price Index」の略。国の物価の上昇・下降を表す経済指数で、米国では米労働省の労働統計局が、毎月中旬に発表している。

▶️仮想通貨用語集

OPEC(石油輸出国機構)とその他の主要産油国からなる「OPECプラス」は5日、11月から1日200万バレルの減産を行うことを決定。この決定を受けて米ホワイトハウスは「世界経済がロシアによるウクライナ侵攻の影響で苦しんでいる時に、OPECプラスは目先のことしか考えていないと、バイデン大統領が失望している」との声明を発表した。

また、「世界的にエネルギー供給の維持が最重要事項である中での減産の決定は、低所得国や中所得国に大きな影響を及ぼすだろう」と非難。バイデン大統領は7月、サウジアラビアを訪問し、原油市場の安定に協力するよう要請した経緯がある。

しかし、OPECプラスは原油価格の低迷を懸念しているとみられ、減産を決断。ウォール・ストリート・ジャーナルの情報筋が、「米国はベネズエラの制裁を緩和し、シェブロン社に石油の生産を許可して、米国や欧州に輸出させようとしている」と述べたという。

米国の情勢

経済大国である米国の物価は米中央銀行の政策に影響を与え、最近では暗号資産(仮想通貨)市場も米中銀の政策に大きく反応するようになった。

米国は今インフレを抑制するため、景気後退を覚悟で政策金利の上昇を継続している。先月発表された8月のCPIは、前年同月比8.3%の上昇。この数値が市場予測の8.1%を上回り、大幅な利上げが継続されるとの見方がさらに強まって、仮想通貨や株式などの金融市場に影響を与えた。

関連:米CPI、8月は8.3%の上昇 仮想通貨市場にも影響

9月のCPIは今月13日に発表予定。CPI等の経済指標を受けて、米国の金融政策を決めるFOMC(米連邦公開市場委員会)は、来月の1日から2日に開催される。

関連:世界の投資家が注目する米金融政策決定会合「FOMC」とは|分かりやすく解説

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